ムハンマドの瞑想と啓示に学ぶ幻との付き合い方

イスラームの開祖
ムハンマドは
誕生したとき
既に孤児であり
母親も彼が6歳のとき
亡くなり

祖父と伯父の庇護によって
成長しました。
商人となり
25歳の頃、結婚し
2男4女をもうけるものの
男子は2人とも成人せずに亡くなっています。
トラウマティックな
半生ですね。
610年頃
悩みを抱いて
洞窟で瞑想にふけっていると
PTSD研究家翠雨の日記
大天使ジブリール
(ガブリエル)が
やってきて
「読め!」と
叫びます。
読めないと言うと
(彼は字が読めないのです)
首を死ぬほど締めあげられると
いうことが
2,3度あり
啓示を聞かされ
復唱させられ
仰天して家に飛びかえりました。
恐怖に震えて
布を頭から被っていると
「布にくるまる者よ
立ち上がり、警告せよ。
そして、汝の主を讃えよ」と
聴こえます。
理不尽な幻との
闘いが始まりましたが
彼の妻や従兄弟は
幻覚などの精神異常として扱わず

現実を受け入れるように
元気づけました。

もちろん
薬を飲んで
幻を収めようなんて
発想はないですよ。
そして
コーラン        
(クルアーン)は
読まれるもの  ←「読め!」
となりました。
聖書のように
書かれた書物を
読むのではなく
記憶して
声に出して朗誦するもの
です。
 ―子どもたちも
  身体をゆすりながら
  一生懸命
  声に出して暗記していますよ。
イメージを構成する
幻覚や幻聴などは
大事なメッセージ
なんですね。

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