月別アーカイブ: 2010年6月

少年院や鑑別所とPTSD

少年院
家庭裁判所から
保護処分として
送致された少年に対し
社会不適応の原因を除去し
健全な育成を図ることを
目的として
矯正教育を行う法務省所管の施設
 ― 不適応の原因と
   考えるものについて     ←根本問題
   現場と専門家の学識との間に
   大きな溝があります。
   
   不適応の原因を【発達障害】とみなすと
   矯正一辺倒になってしまい
   暴力の温床になります。
   その二次被害による精神的ダメージには
   計り知れないものがあると
   推測されます。
 
少年鑑別所
家庭裁判所から
観護措置の決定によって
送致された少年を
最高8週間収容し
専門的な調査や診断を行う
法務省所管の施設
非行に走るようになった原因
今後どうすれば
健全な少年に立ち戻れるのかを
医学,心理学,社会学,教育学などの
専門的知識や技術によって

明らかにする。
  ― 虐待やDVがなかったか。
   親が離婚していないか。
   離別した親が再婚していないか。
   親の再婚による虐待環境はないか。   
              ↑加害者は【否認】するものですよ!
   悪夢はないか。
       …
     そんなことくらいで!なんて
     言わないで、
     そのことが
     トラウマになっていないか
     調べるのが
     真の鑑別でしょう?
     「そんな風に考えるのは
      筋違いだ」ではなく
     「どうして、そういう風に考えるように
      なったのかな?」
      でしょう?
      ←精神分析無意識の
                      脱線
って知ってます?
確か
学習能力がないのを
発達障害っていうんでしたよねドキドキ
自分がそうなのに
相手がそうだと思い込むのは
【投影】って言って
いじめっ子がよくつかう
常套手段でしたよね。
あってますか?
専門職さん!
     
   
   

21歳DV男逮捕の瞬間VTRに学ぶ多重人格

最近のではないようですが…

DV加害者だって
いつもいつも
怖い顔してたら
女性が近づきませんよね。
やさしかったり
おもしろかったり
楽しそうにしてたり
そういう顔も持ってるから
接点ができるんですよね。
ファッションではなく
表情に注目してみて
下さい。
全然違う顔つきを
しています。
21歳で
ここまでの人格を
作り上げるに至った
容疑者の
おいたちやトラウマ
PTSDを
徹底調査し
予防研究につなげるべきでしょう。

マツダ広島工場内で車暴走させた【象徴的解離事件】


車社会
限界を超えた販売を
たくさんの人の犠牲が
支えています。
交通事故も
多いですね。
不安やノルマに耐えながら
ぎりぎりのところで
なんとかがんばってきた
緊張の糸が
切れた
のでしょう。
流行の解離犯罪ですが
日本の国の今を
映し出したような
【象徴】的事件です。

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』PTSDの終着駅論争

知り合った子たちが
降りようとするのを見て
ジョバンニは寂しくなり

「僕たちと一緒に乗って行こう。
僕たちどこまでだって行ける切符持ってるんだ
と引き止めます。

しかし女の子は
「だけどあたしたちもうここで
降りなけぁいけないのよ。
ここ天上へ行くとこなんだから」と
云います。

ジョバンニは
「天上なんか行かなくたって
いいじゃないか。

ぼくたちここで
天上よりももっといいとこを ←殺仏殺祖
こさえなけぁいけないって
僕の先生が云ってたよ」

女の子
「だっておっ母さんも行ってらっしゃるし
それに神さまが仰っしゃるんだわ」

ジョバンニ「そんなのうその神さまだい」

子どもたちは
キリスト教的なハッピーエンドを     ←適応論
目指しています。          

人生の大事なことは
神さまが決めることで          ←発達障害あつかいです。
祖先もそうしてきたように自分もするのです。
普遍的無意識の中で
完結した人生です。

家庭問題があり
こころに闇を抱える
ジョバンニは
仏教的なネバーエンディングストーリーを ←自己実現
目指します。

自己実現は個性化の過程とも
言います。

永遠に進化し続けるのです。

PTSD克服は
個性化の過程なのです。
 
賢治は暗いとただ断罪するような
臨床家はダメですよ!     ←殆どですが…
続きを読む

PTSD克服は楽園追放から

「園のすべての木の実を
自由に食べてもよい。

だが
善悪の知識の木の実を食べてはいけない。

それを食べたら
きっと死ななければならなくなるから
である」

  ―旧約聖書 
   創世記第二章16節からです。

不眠や不安、イライラの背景に
心因があるなら

PTSDです。

心理療法しか
ありません。

心因を見つめながら
自分の頭で整理してゆきますから

楽ではなく

死にたくなるようなつらい作業かも
しれません。

薬を飲んだ方が
楽だと思われる気持ちも
わかります。

しかし
【象徴的に】
一度死ななければ
再生はないのです。

禅では【大死一番】と言います。
 ― 一度死んだら
   もう何も怖くなくなる
   そうですよ。
   
   もちろん比喩です。
   象徴的に死ぬのです。
   本当に死ぬことではありませんよ。
  
  
続きを読む

朝日新聞『獅子頭』 ~第九十話 性的被害 

幸子に誘惑されて
自分でもわけの分からないうちに
間違いを犯してしまった
二順は

ひどい罪悪感に悩まされています。

文章を普通に読めば
被害者のように感じますが、

本人には
罪悪感しかありません。

そして
罪悪感を払拭しようと
必死で
掃除
をします。
 ―防衛機制の【取り消し】ですね。
 
拭い去りたいものは罪悪感ですから
いくら掃除をしてもキリが
ありません。
 ―洗浄強迫に陥る人もいます。

また
食事はのどを通りません。

幸子の方は、お気楽に
二順に逢いに来ますから

罪悪感を拭い去るのは
無理でしょう。

周囲の目も気になります。

性的被害者の置かれた
苦境がうまく表現されていると
思います。
続きを読む

ひとすじの光

ある日
帰りぎわに

ささっと描いて

PTSD研究家翠雨の日記

「ひとすじの
光が見えたんです」

<あ、それが大事です(^-^)/>
 ―≪大事にしてほしいな≫と思いながら…

もちろん比喩的な表現です。

それでしか伝わらない気持ちがあります。

光は
星のマークのようでもあり
どこか人のようにも
観えます。

歓びと驚きとともに
あるものを観始めた
そんな感じがしました。
続きを読む

宮沢賢治『毒もみの好きな署長さん』を好んだPTSD死学者

川に毒を撒いて
魚を大量に浮かせるのが
毒もみです。
国の法律で禁止されています。
それを警察署長が
犯すのです。
処刑されても
反省はなく
地獄で
毒もみをしたいと
言います。
楽しくて夢中になれるから
だそうです。
聞いていた人も納得します。
変な話のようですが、
これって
PTSDの流行を
薬漬けにし
自殺させるような
メカニズムそのものですね。

川の魚は人間の無意識の
象徴でしょう。
魂の大量殺人です。
倫理に反することを
公的な人物が行い
反省がありません。
この署長には
【依存性】や良心の【解離】
あります。
納得する人も
救いようのないタイプの
PTSDです。
 ―PTSDもそれぞれですから。
PTSD死した
有名臨床心理学者

賢治の作品のなかでは
この作品が
好きだと言ってました。