月別アーカイブ: 2010年6月

『1Q84』のヒットはPTSD流行の証

PTSD研究家翠雨の日記

日本はもちろん
韓国でも
ドイツでも

爆発的に流行している。

マトモな思想家は

「あんなもの!」

しかし流行しているものは
仕方がない。

なぜ
つまらんものが
流行しているのか

考察しなければ…

臨床心理学でも
箱庭をしながら
仏教は分からないから
考慮に入れなくてよいというような
その結果
かぐや姫をわがままだと
みなすような人が
春樹ニストを気取る。

今すぐ買わねば
手に入らないというような
商法

後に何も残らないような
内容

しかし
読んでいるときは
心が無になる。
 ―ちいさな坐禅か。

トラウマティックな
こころを
薬なしに
なんとかしたい。

そういう人に
今・ここで!買わなければ
もう手にはいりませんよ!

そう訴える催眠商法

しかし高額じゃないから
違法ではない。

次作への期待は
絶望を黙らせてくれるし…

さすがオウム問題から
出発した方

商魂たくましい。
しかし無意識でのこと。

ある種のシャーマンかもね。
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アトピーマーチ&PTSDマーチ

思い出せば
アトピー患者が増えて
ステロイドが
問題視されるようになった
ことがあった。
今でも
重症アトピーの根本治療は
ない。
 ―私が唯一知っているのは
 断食療法
 しかし知り合いの高齢医が
 相次いで亡くなり
 私が紹介できるところは
 なくなってしまった。
皮膚科では
あの頃より
患者さんが飼いならされ
素直にステロイドを使う。
断食の「だ」の字でも
言おうものなら
猛反撃にあうのが
わかってるから
言わない。
特に高齢者に多い。
 ―確かにこのまま一生過ごしたいと
  考える気持ちはわかる。
  しかし、高齢者でない人にも
  押し付けるのは困る。
ステロイドと一生つきあう
それは机上論
実際はいずれ効かなくなるし
皮膚以外の臓器も目も
神経も蝕む。
子どもの場合は
まだ症状が固定していないのか
アトピーが喘息になったり
アレルギー性鼻炎や
食物アレルギーになることも
あると保健士さんが
言っていた。
PTSDも似てますね。
症状は多彩で
一人の人が
一時期にいくつも抱えることさえ
普通にあります。
 ―アルコール依存と拒食症とか
  ちょっと不思議ですが
  確かに両立?してます。
  陰陽でしょうか…
  入院したら
  アルコールは呑まないように
  食事は少し食べるようにと
  指導されますね。
PTSD研究家翠雨の日記
あなたの食べたものがあなたを作る叫び
とか言いますが
あなたが否認してきたPTSDが
あなたのPTSDをより複雑にします
とも言えますね

普遍的集団ヒステリーの象徴『曽根崎心中』

近松門左衛門が書いたもので

人形浄瑠璃や
歌舞伎の演目として
有名な物語ですね。

元禄16年4月7日 ←旧暦
(1703年5月22日)早朝に
発生した史実ですが

この演目を皮切りとして
「心中もの」ブームが起こりました。

享保8年(1723年)には
上演を禁止すると共に
心中した者の葬儀を
禁止するなどの
措置をとるまでになっています。

つまり
爆発的に流行したのです。

昭和の時代にも
岡田由希子という
タレントの死は
後追い自殺を生みました。

平成の
列車自殺にも
手法に流行が
あります。

ヒステリー反応です。
心理学的に
考察されるべき現象です。
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花火やコサージュの流行と華厳経

昨日は遠出をしたので
電車のなかで
たくさんの人を見ました。
お花のコサージュが
流行ってますね。
こんなのを
PTSD研究家翠雨の日記
夏らしいかごバッグにつけたり
はてまた
髪につけたり
 
PTSD研究家翠雨の日記
そしてもうすぐ夏祭り
PTSD研究家翠雨の日記
花火の季節です。
華厳経を想いました。
お花を身につけたり
花火をみたりして
こころを華やかにすることで
かぐや姫のような
内なる輝く個性を
台無しにされないように
無意識が図っているのかも
しれません。
嫌われ者の竹林のなかの
1本の竹の根元に
ぼんやりみえる明かりみたいな
小さな気づきを大事に
育てながら
貴公子や育て親が寄ってたかって
だまし足を引っ張るような
見えない社会のワナに
巻き込まれないような
知性を身につけるのが
自己実現の秘策だと思います。

蔓延するPTSDお念仏療法と親鸞『歎異抄』

「歎異抄」や親鸞は人気がありますね。
「念仏は
まことに浄土に生るるたねにてやはんべるらん
また地獄におつべき業にてやはんべるらん
総じてもって存知せざるなり
たとひ法然聖人にすかされまゐらせて
念仏して地獄におちたりとも
さらに後悔すべからず候ふ。

そのゆゑは
自余の行もはげみて仏に成るべかりける身が
念仏を申して地獄におちて候はばこそ
すかされたてまつりてといふ後悔も候はめ
いづれの行もおよびがたき身なれば
とても地獄は一定すみかぞかし」
親鸞の到達した境地は
わかりませんが
そして
念仏に罪はないのですが
 ―ひたすら念仏を唱えることは
 思いのほか精神衛生によいと
 考えています。
しかし叫び
念仏や法然を
こころの専門家と
書き換えると
蔓延する
PTSD地獄の原因
そのものです。
「自分で考えるな」      ←あなたには自力の坐禅は無理です
「薬を飲んでたら治る」という ←念仏を唱え他力を期待しなさい
お念仏療法を信じて
フラッシュバックの地獄に
落ちたとしても
そこから抜け出られない
ことになるとしても
決して後悔したりはしないと
親鸞のように
断言してのことではないはずです。
阿頼耶識は異熟するなり
一時代の真理も
後の世の人の無意識のなかで
いびつにゆがんで
妙な取り入れ方をされることが
あります。
敵は内にも外にもいますよ。
まずは小さな気づきを
内に起こし
誤診に気づくことです。
そして
ゆっくりゆっくり
現実をみる練習をしましょう。

歌舞伎やだるまの【にらみ】とPTSD

PTSD研究家翠雨の日記
かわいいだるまさんも
ありますが
PTSD研究家翠雨の日記
元祖ドキドキ達磨大師の目は
ちと怖い。
射すくめられそうな…
虎視眈々なんて言葉も浮かんでくる。
禅寺の龍の目も怖い。
八方にらみとか言うそうで
どこにいてもついてくる。
(本当に錯視を起こさせてくれます)
PTSD研究家翠雨の日記
江戸時代には
にらみ禅なんてのも
あったそうです。
今は
こんな形でロンドンにも出張してます。
PTSD研究家翠雨の日記
内なるトラウマや
外なる外敵(わからずやの二次被害)を
にらみ殺してもらって
自分の目を入れたいですね。
PTSD研究家翠雨の日記
自分の目で見ることができるようになるのが
個性化(自己実現)の始まりですね。

【象徴】不採用の箱庭療法と発達障害誤診

PTSDの方々には
【象徴】記事は
ある意味
関係ないです。

律儀に理解しようとし
神経衰弱を
起こさせているケースも
あり
申し訳なく
思っています。

専門家にとっての話ですが

せっかく絵を描いてもらったり
箱庭置いてもらって
あるいは
夢を記録してもらって

宗教の勉強が
邪魔くさいからといって
華厳経すら無視して
かぐや姫をわがままあつかいするなら

つまり象徴抜きに
解釈するなら

むしろ害になるということを
主張しているのです。

見たままの理解ですから
(意味を考えないのですから)

元気がなければうつ病
勉強できなければ発達障害と
なるわけです。

そういう論文を
採用したユング派も
共犯です。
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ユングがPTSD克服の過程で生み出した【象徴】概念

PTSD研究家翠雨の日記

ユングの父親は
プロテスタントの牧師だったが

なにか慢性的に不満をもっているような
ところがあり
神経質であった。
―確かにそういう感じ出てますね。

幼いユングは
父に信仰上の疑問をぶつけたり
しながら

この父親は信じているフリを  ←ヒステリー?!
しているのではないかと
感じた。

そうなると
ユング少年のこころのなかでは
キリスト教は
不気味なオカルト集団になってしまう。 ←集団ヒステリー?!

ミサで
葡萄酒をイエスの血として飲み
パンをイエスの肉体として
食するのは

その最たるもので

感受性の強いユング少年は
それを普通の子のように
適当に
『あれはアレ!』と
スルーできなかったのではないかと
推測される。

そして
この不安や恐怖やわけのわからなさの
コンプレックスが

後に無意識理解における
【象徴】概念を
生み出したのではないか。

もっと言えば
真に【象徴】を理解しようと
し続けなければ

生きてゆけなかったのでは
ないか。

個人の宗教的問題を
とことんまで突き詰めれば
【象徴】という普遍に
突き当たる。

PTSD克服の
ユングが身をもって
証明したこの
事実を

今の日本のユング派は
もてあまし
捨てようとしている。
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断食も拒食もPTSD予防措置

40歳代女性
最近痩せてきた。 
ガンとか
そういう病気ではない。
目も飛び出てないし
甲状腺の疾患でもなさそう…
会話は体重に関するもののみ。
仕事ぶりは真面目だが
クライエントから
石頭と陰口を
たたかれ始めた。
しばらく聴いてると…
短期間のうちに
①父親が認知症と認定されたが
彼女は
それは違うと感じている。
 ―私もそう思う。
②恩師が横領事件で逮捕された。
何も摂食障害は
思春期特有のものではない。
社会的経験が少ないから
症状が大げさにでるだけで…
人間は
精神的危機に遭遇すると
断食するように
無意識が出来上がっている。
もちろんこれが
症状として
定着してしまうことはある。
しかしなぜ
そうなったのか
真に理解できたら
きっと克服できる。