月別アーカイブ: 2010年6月

一休とユング派の【心不可得】をめぐる冒険

PTSD研究家翠雨の日記
結構有名な
お話ですね。
夜中にトラが逃げ出して怖いから
捕まえてよって
言われたんでしたね。
「絵に描いたトラが捕まえられるか!」
それで済む人生は
平穏ですね。
ちょっとうらやましいかも。
でも世の中には
これを捕まえねば
ならないことも
あるんですよね。
常識では解けない。  ←二元論
頓知でしか解けない。 ←【一太極二陰陽】

禅宗や陰陽五行説の
哲学が
子どもにも必要なことを
一休さんのマンガの人気が
証明しています。
ちなみに
これは
【心不可得】ということで
知られる有名な公式です。
一休さんが怒ったように
―ここをもっと自分に引き寄せて
感じてくださいドキドキ
当時の禅僧は腐りかけてたんです。
―今も精神医学&心理療法腐ってるでしょう!
「これが最先端の流行でゴザイ!」って…
みんな【心不可得】
(こころは捕まえられない)と言われ
そこにあぐらをかくんです。  ←結構普遍的な問題ですよ。
一休さんは
心を得ています。
【心不可得】を否定する激しさ
一休さんの魅力です。
道元も同じ怒りを
正法眼蔵に書いています。
箱庭療法の学会でも
仏教界の人とユング派分析家が
【心不可得】を賞賛しあってました。
だから
このごろ
ユング派はアニメの
分析しなくなったんです。
厳密に言えば
できなくなったんです。

アニメ『一休さん』の奇行とPTSD克服の過程

一休さんの下敷き
一休禅師は
当時の禅宗に反抗するわ
奇行はあるわ
雲集』なんて
書くわ…    ←しかも代表作!
普通に善良にお暮らしになっておられる
方々からは
教育に悪いと
言われそうです。
しかし
かわいい一休さんにして
ヒットさせました。
これが
【ウソも方便】のテクニックか?
いいえ
違います。
しっかり学んだ上で
こころを磨いた上で
現実を見て
変えていくべきことは
変えてゆかねば
ならないのです。
常識との闘いですから
簡単ではありません。
 ―論理だけではなく
  感情も入ってきますから
  厄介ですね。
どっちが狂ってるのか
あちらだこちらだの
二元論を超えて    
PTSD研究家翠雨の日記
答えを出していきます。
新しい常識を創っているのです。
普通の平常心では
そんな荒業できません。
PTSD克服も同じだと
思います。
流行の兆しの【行動療法】ですら
途中経過は大雑把に捉えます。
それがコツで
逐一細かく気にしてたら
エネルギーを消耗し
大局を見失ってしまうでしょう。
「今・ここ」の精神
つくづく感じます。

アニメ『一休さん』の宗教性

アニメの一休さんです。
PTSD研究家翠雨の日記
かわいいですね。
でも下敷きはこの方ダウン
PTSD研究家翠雨の日記
ご本人の肖像画です。
臨済宗の僧でした。
形式主義に陥った
当時の禅宗を強く批判
する
一方
木刀を差して
町を歩くような奇行
多かったと伝えられています。
多くの文化人と交流
『狂雲集』など残し
88歳まで生きました。
日本のアニメが世界に認められる
凄さをもつのは
哲学宗教性が高いからです。
ユング心理学でいう
【自己実現】
(個性化の過程とも言う)の
激しさを体現した禅僧の生きざまと
獲得した知恵を
 ―キリスト教の神父や牧師とは
  違います。
子どもにもわかるように
示そうと
そして幸せになってほしいという
願いがこめられているから
普遍性をもっているのです。

泣ける曲らしい『トイレの神様』はこころの鏡みたい

泣けるぞ!と言われ
聴いてみた。

一回目
普通にまあまあいい曲かなぁ
こういうのが受け入れられるんだなぁ

二回目
ちょっと涙出た。
ふーん、そうかぁって思った。

普通はどうなんだろう。

幼稚園に通う
ある男の子は
最後号泣したという。

年齢なんて関係ないんだな。

今どきの子なんて
いないんだな。

心像って
おもしろいなぁって
思いました。

号泣した男の子と
話してみたいですドキドキ

みなさんはどうですか?
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小学男児刺し逮捕された母親のPTSD

福岡で
「子どもを刺した」と119番があり
駆けつけた救急隊員と行橋署員が
小学3年生の男児(8)が
左胸から血を流して寝かされているのを
見つけ

一緒にいた無職の母親(41)を
殺人未遂容疑で逮捕しました。

 
母親は
「殺そうと思って刺したのは間違いない。
理由は(警察に)説明しても分からない」と
話しているそうです。

傷は浅く意識もあり
命に別条はないようですが

母親に刺された男児の
PTSDは心配です。

そして母親の言葉も
真摯に受け止めながら
PTSD治療すべきでしょう。

犯罪は犯罪ですが
【解離】癖を直さないと
再犯もありますし

より複雑化し
さらなる悲劇も
充分想像できます。

そういう再犯の事件も
最近でてきてますよね。
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金剛出版2誌は完璧にPTSD研究へシフト!

昔からある医学系の雑誌ですダウン

PTSD研究家翠雨の日記

ストレスケア病棟における精神療法ばかりです。
―ブログ知り合いの人
 最近相当入院してますが
 こんな病棟じゃないですよねぇひらめき電球

最後から3つめに
うつ病・うつ状態の職場復帰支援
最後から2つめに
森田療法によるうつ病治療
最後になんと
うつ病への理学療法   ←ナンじゃこりゃ目
まあ
統合失調症の方に洋服の袖の通し方工夫したり
見当識あやしい人にカレンダーをかけるように
勧めたりしてくださる方々ですが…
患者扱いからスタートしますよ!

これは新しい雑誌ですダウン
PTSD研究家翠雨の日記

ロールプレイしてたら
上から目線であれこれ言っても
患者さん役の人が
常識的に人間的な本音言うでしょうね。

「発達障害です。
コンサータいい薬がちょうどできました。
よかったですね」

〈え”っ!
この子、療育手帳もらって
薬飲んで一生過ごすんですか?
困ります!
先生、何とかしてください!
夜鳴きとおねしょひどいんですけど
それ関係ないですか?〉
とか…

専門家役への
精神療法
〈気づきのトレーニング〉
開始です。

学問の夜明けですドキドキ
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マトリョーシカ人形の流行とPTSD

PTSD研究家翠雨の日記

最近よく目にしますね目
流行ってるのでしょうか?

Матрёшка
マトリョーシュカ

ロシアの木製の人形です。

6重以上の入れ子である場合が
多いようです。

PTSD研究家翠雨の日記
女性像が多いですが
大統領など有名人が描かれたものや
動物や絵柄など人間以外のものが
描かれたものなど各種あります。

1900年のパリ万国博覧会から
ロシア各地で作られるようになり
ロシアの民芸品、みやげ物として
知られるようになったそうです。

オリジナルは
ロシアにあるという説と

正教会の避暑館にやってきた
ロシア人修道士が
本国への土産に持ち帰った
箱根細工の入れ子人形
(こけし・だるま・七福神)が
原型であったという説があります。

PTSD研究家翠雨の日記

PTSD研究家翠雨の日記

だるまさんは
達磨大師を親しみやすくしたものですし
PTSD研究家翠雨の日記

入れ子構造も
こころの本質を表し
なかなか哲学的です。

それで
現代日本人に
受け入れやすかったのでしょうか。

流行の
 ―PTSDとは
  ヒステリーという
  被暗示性の高い
  つまりは
  流行に敏感な方々ですから

PTSDの方々は

統合失調症や
発達障害や
うつ病に見えたり

攻撃的で
人格障害みたいなときもあるし

妙に素直そうに
つるんでたり
新しげな考えにすぐ迎合したり

自分でも
最後の1つ
(真の自己)は
どんなのか
なかなか
検討がつかないのかも
しれません。

でもコンパクトで
かわいかったり
するんでしょうねドキドキ
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デカダンスに想うPTSD克服環境③ 磨作鏡

PTSD研究家翠雨の日記

悟りの過程を顕した
【十牛図】の8図は
円相のみ

キリスト教にはない考え方です。
 ―ユング心理学だけではだめだと
 いうのはここでも言えます。

シンプルなマンダラという
捉え方もできますが

【鏡】という発想が
ここでは面白い。

【磨作鏡】まそきん
 
鏡を磨いて作る。
(こころを研ぎ澄まして
客観性を得る。
自分の人生を大きな視野から
捉えなおす)

牛と
 ―本来は自己ですが
 トラウマと
 あるいは環境と
 置き換えても
 (ひいては一緒ですから)

格闘したから

こころが
鏡のように
何でも
ありのまま
映す
ように
なってきたのです。

鏡は
「あの人嫌いだから映さない!」とか
「私はきれいに映そう」とか

そういう自己チューではなく
無我ですからね。

やはり
大変でも
死闘しないと
手に入らないんです。
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デカダンスに想うPTSD克服環境② ニーチェの場合

「見えない処を見る」
あの心理学にせよ、
その他私が特技としている事柄は
病苦の時期に
はじめて習得したものなのであって

あの時期固有の贈り物である。
病苦の時期には
わが身における何もかもが
洗練された。

観察それ自体だけではなく
観察の全器官も洗練されたのである。

病者の光学から
一段と健康な概念と価値を見渡し
また
これとは反対に豊富な生の充実と自信とから
デカダンス本能の秘かな営みを見下すということ
―これが私の最も歳月をかけた修行であり
私のほんとうの経験であって
もし私が何らかの点で達人になったのだとすれば
それはこの点においてであった。
…私にだけ「価値の価値転換」などと
いうことが可能になる第一の理由は
ここにある。

アップ自分でつかむしかないし
それが最強なんですねニコニコ
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デカダンスに想うPTSD克服環境① デカダンス

デカダンスは

フランス語
decadenceからで

【退廃】です。

日本語から受けるイメージは
あまりよくないですが
 
「無」とか「空」に繋がるものの
フランス版で

本来は
哲学的で
よい言葉だと思います。
 ― 一生、そこに浸ってはいけませんが
  【個性化の過程】のある時期において… 

19世紀末に
既成のキリスト教的価値観に懐疑的で
芸術至上主義的な立場の
一派に対して使われたんです。

でも
21世紀に
その一派にいて
デカダンスを気取ってたら
化石と映る。

PTSDに関しても
この迷いが
案外多いなぁって
思います。

自分の頭と身体だけで
考える人だけが本物で

その人にしか
この病は克服できないと
思います。
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