月別アーカイブ: 2010年6月

性犯罪出所者43人の再犯200人の所在未確認とPTSD対策

子どもを対象にした
性犯罪に絡み
過去5年間に出所した
740人のうち
43人が同様の犯罪で
再び検挙されていたことが
警察庁のまとめでわかりました。

子ども対象の性犯罪の出所者は
帰住予定地などの情報が
法務省から警察庁に提供されますが
所在が確認できていない出所者が
200人に上ることも判明しています。

犯罪者の殆どは
PTSD
そして被害者もまた
PTSDになる可能性が高いです。

薬物中毒者に
刑罰より治療が必要なように

性犯罪者にも
治療を望みます。

ドラキュラにかまれると
ドラキュラになります。
(性犯罪者になることは稀ですが)

悲劇の連鎖を
断ち切らなければならないと
思います。
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夢に出てくる蛇さんの東洋的意味

ウロボロス
(ouroboros, uroboros)は

古代の象徴の1つです。
PTSD研究家翠雨の日記

語源は
「尾を飲み込む(蛇)」の意
「古代ギリシア語
(δρακων)ουροβoρο?」
(〈ドラコーン・〉ウーロボロス)

象徴的意味はというと…

ヘビは
脱皮しないと死んでしまいます。
そして脱皮の前には断食します。
要するに
断食瞑想の象徴なんですね。

西洋では
これに完結や絶対性をみるので

アウグスト・ケクレは
夢で尾をかむ蛇が出たのをみて
ベンゼンの構造を思いついた
という説があります。

東洋では
完結は死です。
ハッピーエンドはありません。
(でもより幸福な
ネバーエンディング音譜ストーリーです)

PTSD研究家翠雨の日記

善悪のおおもとに立ち返りはしますが
そこから再生しつづけるのが
自己実現であり
個性化の過程です。
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キトラ古墳壁画の劣化を合理化すること

古墳の壁画が劣化したこと
剥ぎ取らねばならなかったことは
残念なことです。

「壁画は永遠ではなく
滅びるもの」という方もいらっしゃいます。

諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理を顕す。
驕れる者久しからず。
ただ春の夜の夢のごとし

『平家物語』冒頭の
滅びの美学
ですが…

仏教の考え方を
都合よく使っているような気がします。

数千年前のエジプトの壁画は
高松塚の数倍の時間
保存されています。

PTSD研究家翠雨の日記

特に
陰陽五行説を無視して
キリスト教文化の哲学で
PTSDを発達障害扱いする
ユング派の人たちがそういうのを
聞くと

投影を感じます。
 ―自分のこころのなかにあるものを
  外界のものに映しみることで
  自分を守る方法

合理化の機制もあるかな…
 ―都合よくごまかす。
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PTSD克服過程における不安と学び

「園のすべての木の実を食べてもよい。
だが善悪の知識の木の実を食べてはいけない。
それを食べたら
きっとななければならなくなるからである」

創世記第二章16節にあります。

陰陽五行では
善悪の知識の実を食べよ!
ですけどね。

PTSD研究家翠雨の日記

善悪を神さまに決めてもらってすむなら
楽ちんです。

でもその神さまが
暴君って場合
 ―聖書の神さまは偉大だと思いますが
 人間の無意識に刷り込まれた邪悪な神のこと
 虐待する親とか・間違った医療知識だとか…

成長とともに
そこは地獄だと気づき
逃げ出したくなるときが
きますよね。

そして
そのときは
試練ですよね。

でも
キェルケゴールは
ここで正しく不安がることを学んだものは
最高のものを学んだものであると

言ってます。

つらいけど
そうなんです。
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祇園祭のお菓子はスサノヲ印のPTSD予防秘策

PTSD研究家翠雨の日記

スサノヲノミコト
(素戔鳴尊)が

南海に旅をされた時

一夜の宿を請うたスサノヲノミコトを
蘇民将来
粟で作った食事で厚くもてなしました。

蘇民将来の真心を喜ばれた
スサノヲノミコトは
疫病流行の際
「蘇民将来之子孫也」と記した護符を持つ者は
疫病より免れしめると約束されました。

スサノヲは
八坂神社御祭神でもあるそうです。

この故事にちなみ
祇園祭では
「蘇民将来之子孫也」の護符を身につけて
祭りに奉仕します。

蘇民将来というネーミングは
ご多分にもれず

意味そのままのように
思います。

つまり
【一太極二陰陽】のリセットの法則で

PTSD研究家翠雨の日記
陰陽という分別・損得ではなく
そのおおもと【太極】に立ち返って
自分をいつも蘇生させる
そういうことの大切さを
教えているのだと
思います。

現代の精神的疫病
PTSDにもご利益は
ありますよ。

哲学書に書いてあったら
うっとおしいから
お菓子に書いておくのですニコニコ
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自宅トイレに実母により11日間監禁された14歳のPTSD

今年2月
東京・練馬区の自宅のトイレに
当時14歳の次男を11日間監禁したとして
母親と交際相手の男が逮捕されました。
警視庁は
次男の全身にあざがあり
頭などを骨折していたことから
日常的に虐待されていた疑いがあるとみて
調べています。
逮捕されたのは
47歳の実母と交際相手の34歳男性です。
8日間連続と3日間連続の2度にわたって
あわせて11日間
この間
食パンと水と角砂糖しか与えられず
トイレのドアには外から板が打ちつけられて
逃げることもできず
窓から外にいる人に助けを求めて
監禁が発覚したということです。
全身にあざがあり
頭や鼻を骨折していたということで
「去年の8月ころからベランダに
長時間正座させられたり
棒で殴られたりしていた」と
話しているそうです。
次男はPTSDになっても
なんら不思議はありません。
こころのケアが必要です。
長男もいたのでしょうか。
DVの目撃もまた
虐待とみなされます。
長男にもこころのケアが
必要です。
こういう家庭もあるのが現状ですから
発達障害や人格障害に見える
子どもがいた場合
慎重に観察し
傾聴して
原因をつきつめてから
治療に当たってほしいです。
たいていは
PTSDだと疑ってかかった方が
いいかもしれません。

ギャラクシー賞に選ばれた「死刑囚 永山則夫」に学ぶPTSD

優れた番組や出演者などに贈られる
第47回ギャラクシー賞
(放送批評懇談会主催)に
NHKの「死刑囚 永山則夫~獄中28年間の対話」
(昨年10月放送)が選ばれました。
何度も再放送して
PTSD学習の教材にしてほしいくらいです。
貧困や差別
無常観からのPTSDによる
犯罪です。
犯罪はいけません。
許されることではありませんが
理不尽な環境から
PTSDになることが
あります。
その極端な例としての
無差別殺人です。
永山は獄中で
自らのPTSDに向き合い
学んでいます。
永山から学ぶことは
PTSDの現状と
その克服の可能性を
理解することです。
それが
ひいては社会の安全や
誰もが住みやすい社会の実現に
役立つのです。
PTSD学習は
あらゆる人に必須だと
考えています。

篠山市でも授業参観日に女児が転落死 

午後4時5分ごろ
兵庫県篠山市の小学校で
1年生の女児が3階から転落し
死亡しました。

床からの高さ
約1メートルに窓があり
転落防止用の手すりも
あったそうです。

授業参観日でしたので

2階の各教室で
保護者を対象に懇談会を行っていて
児童約20人が
待機中だったそうです。

茨城では小1が用水路に転落死亡
岐阜では小6が校舎3階から転落で重傷
足立区で小4男児が9階から転落
これは命に別状なしでしたが

子どもの転落事故も
微増していますね。

小学校に入学するころには
一通りの危険回避に関する
知識は身についているはずです。

子どもの心身に
何か異変が起きているのは
間違いないでしょうね。

少子化を問題にする前に
こころの声を聴いてあげたら
どうかと思います。
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朝日記者への脅迫で逮捕された医師のPTSD

3月11日の朝刊で

生体肝移植を巡る
不適切な医療行為などで
東京医大の理事が
辞表を提出したと
署名記事で報じた

40歳と37歳の男性記者2人を
名指しし

「東京医大をなめているのか」
「20年以上前の赤報隊の
散弾銃事件を忘れたか
即死した記者みたいになりたいか」
などと記載した
ファクスを
水戸市の朝日新聞水戸総局に送りつけた疑いで

医師(56)が
脅迫の疑いで
逮捕されました。

 
容疑者は
東京医大を卒業し
現在は同県桜川市の病院に
勤務していました。

調べに対して
「はっきりとは覚えていない」と
容疑を否認しています。

簡単に【解離】する人
続出
ですね。

警察の厳しい取調べでも
あんまり思い出せない
もの
だそうですよ。

人間の無意識って
凄いなあと思いませんか?
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PTSD克服にはウロボロスではなく六道輪廻図参照!

六道輪廻図です。
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天
地獄は嫌だし
餓鬼の苦しみも困ります。
小児虐待なんて畜生以下です。
人間も辛いし
天はいいのではないかと思うでしょう?
ところが目
有頂天はいけないのです。
そこから転落した天人のお話が
仏教説話にはあります。
PTSD研究家翠雨の日記
怖い鬼さんに牛耳られた世界からの
解脱を目指すのです。
PTSD研究家翠雨の日記
完結はありません。
常に水のように流れ続けるのが
いのちであり
生きているということなのです。
PTSD研究家翠雨の日記
永遠に進化し続けるのが
東洋的自己実現
個性化の過程なのです。