『敗戦を抱きしめて』の著者は
「歴史観の根底を支えるのは
非エリートの日本人に対する
根源的レヴェルでの
ゆるぎない信頼」と書き
売春婦・闇屋・やくざの声を
丹念に拾っている。
PTSD研究の手法と
これは完全に一致する。
学会の重鎮の言うことだけ
聞いてたら
えらいことになる。
(なっている)
なぜ風俗で働くことになったのか
なぜアンダーグラウンドでうごめくのか
なぜ犯罪を犯すようになったのか
それは
その人たちに聞かねば
何もわからない。
そして少し聞けば
すぐPTSDに行き着く。
知らぬは学者のみなり…
ベストセラー作品ばかり集めた本屋や
学会会場とは
まったく違った世界観が
ネットには広がっている。
PTSD研究で
敗戦を抱きしめなおさねば
ならないのではないか。
そういうときが来たのではないか。