月別アーカイブ: 2010年7月

転倒による生傷が絶えない重症PTSD

普通の人は
加齢に伴って
転倒に気をつけるようになる。
履物を選び
衰えたバランス感覚に見合う
歩き方走り方を
工夫している。
しかし
それでも転ぶことはある。
そんなとき
普通の高齢者には
記憶がしっかりある。
『あっ!危ない。転ぶ!』と
気づいてから
スローモーションで
「あ、痛っ!」と言うまでの
記憶がある。
そのせいか
とっさにだが
無意識的に
なるべく致命的なけがにならないように
自分をかばう。
しかし
重症PTSDになると
気づいたら
『こけてた』という感じで
記憶がすっと抜けている
人がいる。
頭や顔をかばおうという
配慮はゼロ。
簡単な転倒で
前歯を失う人さえいる。
そして
そんなことを繰り返す自分のことを
少しも妙だとは
思わない。
 ―普通は怖くなるだろう。
周囲が「大丈夫か?」と
心配するのみ。
【解離】が相当効いている。

1歳2カ月娘を木箱に入れ窒息死させた両親の【解離】

母親(21)と内縁の夫(37)が
逮捕されました。
木箱は
内縁の夫の手作りのもので
「夜泣きがうるさかった」と容疑を認めています。
外傷はなく
食事は与えられて
いました。
警察は
2人が窒息する恐れがあることを
認識していなかったのかなど

詳しく調べています。
「そういう認識がないなんて
ありえない」
ではなく
「そういうこともあるかもしれない」と
考えてもらえるようになったのは
PTSDについて
相当理解が進んだ証でしょう。
認識がないとしたら
【解離】ですね。

板金工として働き
木箱を手作りできる人が
親として
子どもに食事を与えられる
能力のある人が
狭い木箱に閉じ込めて
死ぬ可能性を考えない
心が傷つく可能性を考えない
そんなはずはないから
【解離】です。
それ以外に
説明はつきません。

来日中の金賢姫批難

いろいろ批難されているようですが

感情的すぎるような
気がします。

特に
ヘリコプターで
東京上空を眺めたことが
遊覧として
批難されているようですが

朝日新聞朝刊の
この方だと推測される女性の
写真見てください。

能面みたいな表情してますよ。
少しも楽しそうではないです。

この人は加害者であり
被害者です。

犯罪をさせられた方なのです。

来日のための搭乗でも
トラウマがうずいたはずです。

その苦悩のなか
同じく北朝鮮による被害に苦しむ人を
励まそうとされているのです。

また
他国の人を
丁重にもてなすのはあたりまえのことです。
ましてや
重要な情報をもつ方です。

バブル時代なら
ここまで言われなかったでしょう。

余裕のない人による
余裕のない発言です。

PTSD無理解の声には
いつもそんな響きが
あります。
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『チャングム』第八話  迷信

いつの世も試験は
大変です。

カンニングや
にわか信者

女官見習いも
迷信にまどわされて
先生に叱られてます。

「きちんと勉強してたら
迷信になど
まどわされないはずだ」

いえいえ
先生
平成日本の臨床心理士

いつか国家資格に化けるからと
数十万で護符を買い
(平成ジャンボ宝くじ!)

ドイツ精神医学を信奉する
医者の片棒担いで

PTSDを否認し
毎年違う名前つけて
遊んでます。

遊んでばっかりだから
よけい迷信にまどわされるんですね。

そこまでうちの見習いはひどくない?

そうですね。
とんだご無礼を…
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『チャングム』第八話 女官の官は感官の官  

女官は
恋愛も結婚もできませんから

引退後は
尼寺に行ったりします。

なのに
引退女官に
子どもがいることが
発覚しました。

かつて
明国の使節団の
男性にレイプされたのです。

その人の人生も
その子どもの人生も
PTSDと隣り合わせの
苦悩の上にあります。

そんなことが
よくできたな!という
怒りより不安が勝った
役人の独白に

それが女官というものです
と厳かに答えている。

世の中に
ルールやおきて
常識は存在するが

それを守ろうと努力していても

人間の世界だから
かならず
そうはいかないことが
おきてくる。

たいていは
自分の責任でないところで
起こった悲劇である。
 ―自分のせいだと思い込まされて
  いる場合も相当多い。

女官の官は
感官の官

西田幾多郎もユングも
この感官と個性化の関係に
注目しています。

感官は幼い頃から
植えつけられたもの

そこから仕方なく離れてしまった人が
自己実現し
その存在に気づくのです。

そして
その問題事件は
遠い将来
悪事ではなく常識になります。
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『チャングム』第八話 アルコール依存症の実際

規則を破った罰として
(この主人公
 絵に描いたように
 まじめなのに
よく規則破ります)

送られた場所は
宮中の墓場のような場所

ここで一番偉い長が
飲んだくれてばかりの
ただのよっぱらい。

しかし
ここぞというとき
薬草の凄い知識が
露見したりします。

知識と正義感は
あるのです。

しかしあきらめている。

権威との確執が
原因のようです。
(心因があるのです)

みかけはただのやる気のない
アルコール依存症ですが

知識も
正義感も
勇気も
過去の記憶も
きちんと真空パックされてます。

解離させてるだけで
人格はすこしも崩れていません。

そういえば
私もそういう人から
いろいろ秘策を教わり続けています。
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ハングマン問題とユング心理学&精神医学

高校教師が
誤答に首吊り絵を
描いたことで

波紋をよんでいます。

欧米圏では
「正」と書いていくかわりに

ハングマンを描いて
ゆくのだそうです。

しかし
郷に入っては郷に従え

大事な生徒に哀しい思いを
させてはなりません。

文化的暴力になります。

その気がなくても
良かれと思って
教えてあげたのだとしても

時に文化差は
脅威となります。

553日本に入ってきた
陰陽五行説に
辺境の日本のインテリは
ショックを受け
そのトラウマ防止のため

中国文化を精力的に取り入れ
かつオリジナルなものにしながら
文化のなかに定着させ続けて
きました。

それで
漫画など個性的な日本文化が
花開いたのです。

いくらジーンズをはき
茶髪にし
マクドナルド食べてたって
英語を話せるようになったからって

「死」についての
イメージに大きな差が
あることが

ここではっきりしました。

ユング心理学や
ドイツ精神医学をそのまま
日本人にあてはめ

うつ病や
わがまま扱い
発達障害扱いする
こころの研究は
完全に間違っています。
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今夜の金スマ後藤真希はPTSD事例研究

今夜8時からです。

テレビ欄みただけでも
ショッキングです。

父母とも
転落死したそうです。
 ―お父さんは10年以上前で
  お母さんは最近です。
  お母さんの転落には
  お父さんの影響が推測されます。
 

後藤さんも
後追い自殺しそうな
衝動を抱えながら
がんばっているようですが

弟にも父の死の影響が
見られます。
 ―後藤さん11歳のときですから
  弟さんはもっと幼かったのです。
  犯罪について認識が深まるはずです。

元気そうな姿からは
うかがい知れない
背景に
トラウマやPTSDが
潜んでいる現実を
一般の人が知るようになれば

PTSDも減るし
克服の道も
もう少し楽なものに
なると思われます。

ありふれた
生老病死も
充分
苦の原因になりうるのですね。

「そんなことくらい!
 親が死んだら
みんなPTSDになるのか!」と
乱暴な思考をし
軽く考える方はまだまだ多いですが
お釈迦さまを
否定することにも
繋がります。

その根拠はなんですか?

あなたはそんなに
偉いのですか?
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忌野清志郎500枚の絵画はユングの『赤の書』より凄い

PTSD研究家翠雨の日記

500枚も
描いたのが残ってるそうですよ。

図画が好きなら
それに徹底したら
いいんですね。

そうしたら
その方向にも
輝かしい世界が
開ける。

それを証明した方です。

型にはめられるのは
キライだけど

尊敬する先生はいた。

それを一面的に
おかしいとか断罪するような
小ざかしい
大人の餌食にもならず

素直なこころで
答えを出したのです。

顔のパーツが
描けない時期も
あったそうですよ。
 ―描かなければならないのではなく
  描けないことが大事なんです。

$PTSD研究家翠雨の日記

目や鼻には
日本人独特の意味がありますからね。
 ―鼻をあかしたり
  鼻で覚ったりするんですよ。
  常識では意味不明ですね。

選挙前に
あるいは
落選したら
ダルマに目を入れませんからね。

慕う人たちが
絵についてあれこれ
心情を推し量ろうと
しています。

そういうことが
日常になれば

PTSD社会は
もう少し
生きやすくなると
思います。
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