馬鹿らしくて
買う気になれないから
ある精神科医の書評から
抜粋する。
「いつの頃からか
今まで通りの臨床の考え方や
スタンスで会っていくだけでは
通用しないケースが増えてきているな
…と、焦りにも似た感覚に襲われるように
なってきた」
摂食障害の子どもが
必死で訴える言葉を
「うそっぽい」と跳ね飛ばし
箱庭に表現されたかぐや姫を
わがままの象徴とするような著者らしい。
焦りは進歩だが
(以前は傲慢すぎた)
それを【否認】している。
著者を担ぎ出した精神科医ですら
心理臨床学研究において
その罪悪を認めている。
「パッと言ったことに反射的に ←ヒステリーへの無知
パッと通じることを望み
相手が知らないことに対しては
わかってもらおうという努力をしない子が
以前よりも多くなってきているように思う」
直接的な真摯な訴えも
表現の象徴性もわからない臨床家に
誰がマトモに接触してくれると言うのだ?