『チャングム』第二十五話 トラウマに気づくと反転が起こる

無表情で怖い女官の顔が
少女のようにかわいい
ニコニコ笑顔になり
走ってます。 ←「落ち着きなさい!」という立場

PTSD研究家翠雨の日記

チャングムが
殺された親友の娘だと
判明し

意味の反転が
起こったのです。

そして
チャングムの言動は
あまりに親友に似て
いたから

いちいち
カンに触っていたと
気づきます。

出遭ったころ
まっすぐに理想を追う
チャングムに
随分感情的に
当たってました。

親友の死にまつわる
罪悪感や恐怖感が
トラウマになって
 ―この人もチャングムの母も
  正義感が強く
  理想が高かったのですが

まっすぐチャングムを
見ることができなかったのです。

直視できたら
そこには遭いたい親友の
忘れ形見があったのですが

トラウマとは
そんなものかもしれません。

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