月別アーカイブ: 2010年8月

こころの研究に蔓延するスペクトラム症候群

プラトンの『国家』みたいに
「人間は身体でなく魂によって
規定される」では
すまない問題浮上です。

PTSD研究家翠雨の日記

昨夏

ベルリン世界陸上女子800メートルの
金メダリスト
キャスター・セメンヤ選手(19 南アフリカ)は

国際陸連(IAAF)の
性別検査で

両性の身体的特徴を持っている
性分化疾患(DSD)と
判明したわけですが

ここ11ヶ月のブランクの間に

ホルモン療法や手術がなされた
のではないかと
うわさされています。

本人も友人も女性だとしか
思っておらず
友人が憤慨してたのを
思い出します。

こういうのも疾患?って
思うけど

試案段階のDSM-Ⅴでの
性同一性障害も
苦痛感のあるなしは排除の方向のようで

【広汎性―】
【―スペクトラム】みたいなのが   ←うつ病とか自閉症とか…
増えてくのかなぁ…

要するに
恣意的定義拡大で
病人を増やす方向ですか?

名前くらいどうでもいいですが
薬や手術が
もれなくついてくるのは
困ります。

「親知らずは
将来虫歯になりやすいですから
抜いておきましょう」みたいな
感覚で

「将来いじめられたら
PTSDになりますから」    ←統合失調症でしたっけ?
とかはやめてほしいですね。
続きを読む

化野念仏寺「千灯供養」と翔くん

約8千ある
石仏や石塔の前で
献灯します。

化野一帯は
かつて風葬の地で

あたりは
死体だらけの土地ドクロだったのですが

明治の中ごろに
地元の人たちが
無縁仏を集めて
供養したのが
千灯供養の始まりです。

平成の人間が

自分とは
直接関係がなく
名前も顔も知らない
いにしえの人々のこころに
寄り添います。

床下に住む
アリエッティが見える
翔君たちです。

こんなふうに
見える人が存在するうちは
大丈夫です。
続きを読む

札幌23歳強姦事件とアジャセコンプレックス

23歳の会社員は
乱暴目的で50歳の女性を車ではね
顔面を十数回殴り

45歳女性に対しても
車ではねたあと
連れ去り
意識不明の重体に陥らせています。

母親くらいの年齢かな?

こころの深層には
母親への
【甘え】と片付けられても
しかたのないような
理不尽な依存の思いがあり

しかもそのコンプレックスが
直接母親に対する
怒りや攻撃性として向かわず

さまよう。

日本人の解離性同一性障害
PTSDは

古沢平作の
【アジャセコンプレックス】なしに
治療不可能でしょう。
続きを読む

金髪かつらで女装し下着盗み逮捕の43歳盲学校教諭 

佐賀で

7月18日午前3時ごろ
コインランドリーの乾燥機から
派遣社員の女性(22)の
下着2枚を盗んだ疑いです。

なんと
金髪のかつらをかぶり
キャミソールとミニスカートの女装叫び

凄すぎる!

学校現場のみなさんも
星和書店の
わかりやすい【解離性障害】入門
読んで下さい!

$PTSD研究家翠雨の日記

メカニズムは
極めて単純だから
買うほどのことはないけど

注目されてる
【解離性障害】つまりは
PTSDです。

朝日新聞一面の下方真ん中に
そう書いてありますから
ウソじゃないですよニコニコ
続きを読む

アンネ・フランクの哲学と現代臨床心理学

PTSD研究家翠雨の日記

第2次世界大戦中の
アムステルダムで

ナチスのユダヤ人迫害から逃れて
隠れ家で生活していた
アンネ・フランクが

いつも自室の窓から眺めていた
クリの木が
強い風雨で倒壊したそうです。

木は樹齢約150年

高さ約20メートル

この木は
アンネの部屋から
うかがえた唯一の外界です。

四季の木の様子に触れては
しばしば自由への思いを記しています。

自分の周囲の
限られた情報から
世界を見渡そうとするような
ミクロコスモスとマクロコスモスの
哲学を感じます。

究極のストレスが
人間を哲学者にするのですね。

孤独かみしめきった人には
【美】があるように思います。

【バウムテスト】など
心理療法には存在しますが

その美に迫れているかな?

…はなはだ疑問です。

問題は
テスターが
アンネ以上の哲学を持っているか
ということでしょう。

持っていない場合は
嵌め殺しになります。
続きを読む

星和書店『わかりやすい「解離性障害」入門』は心理療法とセット!

朝日新聞の広告には
「現在最も注目を集める     ←手が震えるあせるあせる

【解離性障害】の
これまでにない解説書!!」

ですよ。

しかも
著者のうしろに
心理療法研究会が
あるらしい。

厳密に言うとですね。
行動療法は
心理療法ではないのです。
 ―広義では含みますがね。
  催眠から枝わかれしたから…

$PTSD研究家翠雨の日記

AMAZONの案内には
「治療に関わるスタッフと専門家
すべての臨床家にも読んで欲しい一冊」

だって!
続きを読む

村上春樹『IQ84』構想の1つに9・11

PTSD研究家翠雨の日記
ノルウェーで
講演されました。
『IQ84』は
月が2つある
現実がねじれた世界に
紛れ込む物語です。
9・11で
ビルが破壊される映像を見て
なんだか
あまりに完璧すぎて      
コンピューター・グラフィックス
みたいに感じて
 ―私も砂漠を見たとき
  そう感じました。
この世が異質に感じられたことから  ←自明性の喪失です
この作品が生まれたそうです。
9・11は
大統領の選び方を変え
イラク占領を生んだ
象徴的大事件です。
普通の人も
どこか感じている
その感覚に
訴えかけながら
日常と非日常
現実と非現実が
つながっていることを
描こうとしたのですね。
集合的無意識
(西田哲学の
歴史的身体)は
みんなで創造しているのだと。
何も運命に
翻弄されているのではなく
主人公は
人類だと…
馬鹿にした作品でしたが
読者がイマイチだっただけで
流れるテーマは
古来からの哲学的大問題でした。
もちろんPTSDと
関係大アリです。

弱くて孤独なこころには見えるアリエッティたち

翔君です。
PTSD研究家翠雨の日記
両親が離婚していて
父親とはあまり会えず
母親は仕事で忙しいです。
 つまり孤独です。
心臓が悪く
病気療養に
来ています。
 つまり病弱なのですが
 
病弱が
個人の自己責任で起こっていることは
あまりなく
 ―子どもは暴飲暴食しませんから
  してるなら既にPTSDです。
集合的無意識にある荷物を    ←誰のせいでもありません
背負わされてのことが
ほとんどです。
とりあえず
お母さんの生育歴に
(お母さんが育った屋敷)    ←家族的無意識の層(ユング)
触れてみます。
そういう時
そういう子に
(象徴的な意味ですが)
床下の小人が
見えます。
いくら心理学の本を読んでも
傲慢な人には
それが見えません。

ネパールで14人搭乗の小型機墜落 

首都カトマンズから
エベレスト方面へ向かった単発機が
墜落したようです。
乗員3人、乗客11人
米国人4人と
日本人、英国人各1人が
含まれています。
悪天候のため引き返すよう
指示を受けていたようです。
人災ですね。
この飛行機
乗ったことあります。
危ない橋
渡ってきたものだ…汗