月別アーカイブ: 2010年8月

女性自衛官セクハラ裁判成功とPTSD予防

北海道の航空自衛隊基地で
同僚の男性自衛官から
わいせつ行為を受け
上司に退職を強要されたとして

元自衛官の女性が
国に損害賠償を求めた訴訟で

580万円の支払いが確定し

性的暴行について
「自衛隊内の階級的上下関係を
利用して行われた」と
認定されました。

上官の対応も
「被害を訴えた女性を厄介者とし
退職に追い込もうとする
露骨で不利益な扱いだった」と
非難されています。

★訴訟を起こさなかった場合
★敗訴した場合
   ―敗訴を恐れて
    訴訟しないのはダメです。

PTSDになる危険性が
高まります。

適切に判断されてよかったです。

裁判についても
間違った見解多いです。

日常的なことではないので
奇異な目で見られたりね。  ←欧米か?って…

PTSD裁判は
時期を見て
支援者や弁護士を厳選して
行うべきでしょう。

現在では
治療の一環かも
しれません。

こころの専門家が
ショボイから…
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キューブラー・ロスモデル  ③PTSDの受容?

キューブラー・ロスは
死の受容について
言ったわけですが

心理療法の基本の
【死と再生】においても

このモデルは
矛盾しません。
(人間って結構単純なんです)

死にたいと言いますが
本当に死にたい人はおらず

苦しみをなんとかしたいだけの
ハズです。

つまり
死んで欲しいのは
かたくなな
自我中心性です。
  ―平たく言えば
   現在当たり前だと思っている
   自分の常識や感性です。
 
しかしそんなものが消えたら
自分はどうなるのか?
怖いですネ。

それを【死】と感じるのです。
 ―死が何か知っている人はいませんが
  知っているもので説明しようとします

石頭の自我が死んで
しなやかな自我に生まれ変わるんです。  ←象徴的な【死】

もちろん生きたままで  ←即身成仏ドキドキ

そして
そんな大変な
【死と再生】の通過儀礼を前に

やだなぁ
やらないわけにいかないかなぁ
誰かやってくれんかなぁ
ウソだと言って!


さまざまな妄念が生まれるのです。

否認あり    ←否認の否認とはあわせ鏡ですか…
取り引きあり

可笑しいのは
PTSDの人だけでなく
臨床家も同じことをやってて

笑うところじゃないんですが

学会でのおバカな反応をまた
洗い出してるところなんですニコニコ

もちろんみなさんに
還元します恋の矢
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キューブラー・ロスモデル  ②身体障害の受容

キューブラー・ロスモデルの応用です。

交通事故などで
身体が不自由になり
機能の回復が見込めない場合

一般に
その受容は
容易ではありません。

時間がかかることも
多いでしょう。

リハビリの現場では
その気持ちを尊重しながら
車椅子の使い方などを
説明するのですが

拒否的だったり
なかなか覚えられない方も
おられます。

否認
 身体機能が失われたことを認めたくありません。
 欠損部分に幻肢痛が起こることもあります。
怒り
 実は受容が始まっているのですが
 コントロールを失った自分に
 戸惑っています。
取り引き
 商魂たくましい世の中ですから
 まどわされやすく
 まただまされたい気持ちもあり
 長引くことも多いです。   
抑うつ
 リハビリ意欲がわきません。
 しかし問題の全容を感じたからこその
 落ち込みです。
受容
 もちろん
 早期に受容ということも
 ありますが
 見かけだけではわかりません。 

そして
すべての人が受容に至るわけでは
ありません。

リハビリを受けるチャンスには
タイムリミットがありますし
難しいところです。

受傷後
いろんな方が
いろんな思いを抱えながら
生活しておられます。 
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キューブラー・ロスモデル ①死の受容

キューブラー・ロスの死のチャートです
      ダウン
あなたはガンだと言われて
(昔は不治の病→つまり死を意味する)

否認
 ガンではない・死なない・嘘だと疑う段階

怒り
 なぜ私がガンにならねばならなのだと怒る段階

取り引き
 お百度参りをするなど何かにすがろうという心理段階

抑うつ
 なにもできなくなる段階

受容 
 最終的に自分が死にゆくことを受け入れる段階

偉いお坊さんでも
「死にとうない…」ってドキドキ
言ったそうですから。

死にとうないけど
受容はしたのでしょうがね。
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クレーマー&モンスターという名の解離人格

着陸直後の
米旅客機の中で

身勝手な乗客に         ←病的なキレ方
注意をして
悪態をつかれ           
危ない目にあった男性客室乗務員(38)が

「もうたくさん」と       ←普通のキレ方
脱出シュートを使って滑り降り
そのまま
帰宅してしまいました。

逮捕されたものの
理不尽な客に悩まされている人々に
共感の声が広まっているそうです。

世界的に
クレーマー
モンスターという名の
解離人格が増え

困惑している人が多いんですね。

私はPTSDに気づいてから
飛行機に乗るのが
ちょっと怖くなりました。
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香山リカ先生『「今のあなた」で大丈夫』?

昔から
違和感をもってました。

あなたは
そのままでいい

とかいう
タイトルの本の多さ

耳障りがいいのでしょうね。

やさしい言葉のようで
人を上から見てる胡散臭さ

うつ病が流行してるから
がんばれ!は禁句

とりあえず
常識おさえときました
みたいなずるさ…

このごろあんまりないなあって
思ってたのですが

出ました!

PTSD研究家翠雨の日記

アマゾンの書評に納得!

「…癒し系、がんばらない系の本である。
しかし個人的にこのようなテーマが好きな私は
同じ傾向の本や新聞記事等を読んでいるため
全てが面白いとは思わなかった。
一番面白かったのは 香山氏自身の怠惰なところ
だったが・・・」

先生、時代はPTSDですよ!
泣きながら生まれ直さないと
いけないんですよ!
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『カラマーゾフ』キツネ憑きという名のヒステリー

父親フョードルが
三男アリョーシャに言います。

おまえのお母さんは
おキツネさんだったが
おれは一度だって侮辱したことはないぞ!

すると
アリョーシャは
かつての母親と同じように
ヒステリー発作を起こします。

フョードルは
生前の妻と異常なくらいに似ていることに
打ちのめされました。

   …

ヒステリーって
普通に書いてあります。
 ―今はPTSDって言います。

うつるんです。
ウイルス感染ではなく
心理的感染です。

その現象は
あまりに強烈なので

昔はキツネや悪霊が憑依したと
信じられていましたし

今は演技であると誤解されたり
します。
 ― 転じて
   性格が悪いとか
   目立ちたがり屋だとか…

実際は
そんな計算する余裕どころじゃなく
本人もこの【解離】症状に
振り回されているのです。
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お酒を飲む人は使いにくいらしい

酒飲みは「知性に欠ける」、求職で不利に=米調査
 [デトロイト 9日 ロイター] 米国の求人市場では、酒を飲む人は飲まない人に比べて「知性に欠け」、……….≪続きを読む≫

使いにくい人が多いっていうのは
わかります。

言うこと聞かないと
管理しにくいですからね。

でも
そういう組織は
腐ってくるんですよねニコニコ   ←座敷童子か!

知性に二種類あるって
ことかな。

★適応論向き
★自己実現向き  

「自分の魂の声に忠実でありながら
人にも合わせるのが大人だ」

だまされかかってましたが
魔法が解けました。
 ― 一体どれだけ魔法に罹ってたのか…

PTSDだと思いながら
うつ病ですなんて
言えないじゃないですか。

臨床心理士の資格取ったら
同類項だと思われるじゃないですか。

カクシテ…

学会前
私の抄録はたらいまわしになる…汗
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医師Aのなう

先日
熱中症をきっかけに躁うつ病(躁状態)
発症したと思われる症例が来たので
みなさんくれぐれも体調管理にはお気を付けて
[8/7 10:57]

ブログ更新は
7月末のある日で途切れている。
リニューアル前は
結構人気のブログだった。
どういうつもりだ?
危険なので
引き続き
保護観察を続けます。