月別アーカイブ: 2010年8月

臨床心理士は『誰も知らない』 

モチーフとなった事件は22年前
映画は6年前公開

恋人ができて家を出た母親に代わり
12歳の長男が
幼い弟妹3人の世話をしながら
子どもだけの暮らしを続ける。

生活費が底をつき
精神的にも追い詰められた果てに
末の妹が死亡し
長男は埋葬に出かける……。

史上最年少で
カンヌ国際映画祭の
最優秀男優賞を受賞した
長男役の柳楽優弥さんにも
すったもんだがありました。
 ―作品は重いですからね。
 被爆したんです。
 でも回復しましたよドキドキ

PTSD研究家翠雨の日記

公開された6年前はまだ
社会の片隅の特殊な話として
感じられていましたが

6年間に
ネグレクトは進化
同時に
世間の人たちも

自分のことととして受け止めるように
なりました。

大阪二児遺棄死事件の
マンション前に訪れる人は多く
そこで
こころのケアが行われています。

暗闇から自転車で現れた
おっちゃん
「なんや。まだおったんか。
 母親も被害者や!」

おっちゃんは母親ではないし
殺人なんて犯してません。  

でも
PTSDのトラウマにまつわる哀しさを
心に秘めているのでしょう。

その言葉を受けとめた人たちは
そこに
哀しさと癒しを感じて
ほんのすこしこころが温まります。

こういうことは

専門家の世界でのみ
『誰も知らない』…
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口蹄疫問題で両陛下東国原知事へのこころのケア

天皇、皇后両陛下は
6日
皇居・御所で
宮崎県の東国原英夫知事から
口蹄疫問題に対する取り組みについて
傾聴され

ねぎらい
はげまされ
ました。

家畜が病気になったから
処分する…

いつもは
不問にしている
動物への想い

人間存在や命についての
根本的な問題
 ―食べなければ生きてゆけない
  哀しさ

否認しようとしてしまうエゴ

今回のことで
パンドラの箱が
開いてしまいました。

おおっぴらに語らないだけで
みんなとても深く傷ついています。

普通の学生も
普通の大人も
もちろん子どもたちも…

処分に当たる人には
珍しく
こころのケアに関する
パンフレットまで
できました。

両陛下のこころのケアは
さりげなく
しかし
いつも的を得ています。
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宗教観軽視のアフガン医療チーム10人射殺

アフガニスタン北東部
バダクシャン州で
昨日
外国人の男女8人と
アフガン人2人の
射殺体が見つかりました。
10人は
キリスト教系援助団体の
医療チームのメンバーで
キリスト教布教活動などを
行ったため
」です。
アメーバ国内でのPTSD治療も
アメーバそれができないから海外へ行く場合も
文化や宗教を抜きに
活動することは
命取りなんです。
こころのケアの   ←シェークスピアではないですが
           身体だけ診れませんから…
常識ですよ恋の矢
国内の民間DVシェルター  ←有料が多い
キリスト教関係多いです。
上から目線目きつくて失敗してます。
優しさでパッキングしてますから
PTSDの感受性が
誤作動起こして
厄介なんです。

森元総理長男も飲酒運転事故

飲酒運転はいけませんね。
自分は大丈夫って
思ったんですね。
自分に自信をもつことは大事ですが
万能感はいけませんね。
妄想の親戚ですよ。
妄想は何で生まれるか?
万能感系の妄想は
自己卑下のうらがえしですよ。
自己卑下あるなら
正体をつかんでくださいね。
それを不問にしたままで
ルールを守らないと
人格障害って
思われますよ。
処置なし扱いですよ。
そうじゃなくて
【解離】で
現実検討能力が低下したのなら    ←この程度なら
                   心理検査でわかります。
【PTSD】の治療に専念してくださいね。

原爆ドーム前で灯篭流しという名のこころのケア

PTSD研究家翠雨の日記
元安川は広島の川だけど
日本中の川につながってる。
海にもつながってるから
地球の川だ。
水は無意識
 ―高いところから低いところへ
  無我で自然
  超科学的無我!
広島は
毎年毎年
思いを忘れず       ←広島限極のトラウマ
流し続けて
集合的無意識
(歴史的身体)の深層に  ←ここで国境を越える
記録を刻んでいる。
アメリカのオバマ大統領のこと
いろいろ言う人もいるけど
日本の行政も専門家も
でたらめだけど
灯篭を流す子の視線は
美しい。
非暴力実現に向かって
世界は確実に前進してる。
きっとできる!

触法老人とPTSD

PTSD研究家翠雨の日記
アメーバ孤独な高齢者の
メジロ違法飼育
都内で急増
 ―97人摘発
 全員60歳以上(上半期の集計)
理由は
「癒やされたくて…」
アメーバ万引きも増加
理由は
「寂しいから…」
 
一人暮らしで職もなければ
誰とも話さなくなる人多い。
働くばかりだったから
肩書き失った対人関係戸惑うし…
老境の「生活苦」による
異種の寂しさも
追い討ちをかける。   ←共感は想像力の問題です!
クーラーが買えない
電気代が怖くて使えない。
衰えた心身に
地獄の酷暑…
それでも
触法老人とPTSD
関係ないですか?
痴呆症で法令順守できないんですか?

『生きながら火に焼かれて』のスアドさんの事例

PTSD研究家翠雨の日記

17歳で恋をし
妊娠した
ヨルダン人
スアドさんは

彼女の家族から
名誉を汚した罰として
火あぶりにされました。

しかし
ヨーロッパの人権保護団体によって
奇跡的に救出され

(字は書けないので)     ←この地の女性は学校に行きません。
記憶を筆記してもらいました。

記憶の想起には
思いがけない治癒効果があり
(彼女は分析医よりよいと言います)

幸せな結婚をし
第二の人生を歩んでいます。

母親とは
人間らしい会話など
したことがありませんが
 ―3人以上の女の子は要らないので
  7人は殺したような母親
  この地では普通らしいが
  無表情の意味がよくわかった…  

ご自身の娘さんとは
あれこれ本当によく話すそうで
(恋愛の危険も幸福も)
娘さんは彼女を受け入れ
彼女も娘さんに妙な投影を起こさず
一人の女性として対応します。

さらには

同じように
「名誉の殺人」という
忌まわしい因習の犠牲者に
なっている
年間6000人以上の少女たちのために
活動されています。

日本にも
【臨床心理士】じゃなくて
【口述記録師】がいたら
いいですね。
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浅田次郎『終わらざる夏』玉音放送からのPTSD物語

風化させてはならない   ←集合的無意識は風化しない
戦争の
理不尽さを        ←トラウマの温床
稀代のストーリーテラーが
描いた作品です。
玉音放送後に       ←昭和天皇のこころのケア
ある島で起きた
「知られざる戦い」の記録です。
PTSD研究家翠雨の日記
主人公は
理不尽な言論統制下で
いつかは
人間本来の生の美しさを描いたものを
翻訳出版するのだと
強い信念を抱いていました。
私も
ごく最近まで
アカデミックな世界にある
理不尽な思想統制の魔法にかかってました。
しかし
児童相談所を追われ
行き着いたDVシェルターで
PTSDの二次被害に苦しむ人々に出会い
魔法が解け
PTSDから蘇るための秘策を
ユング心理学の文化的翻訳から
果たしたいと
夢想するようになりました。

米タイム誌最新号表紙にDVで鼻のない女性

アフガニスタン女性

12歳のころ
両親から
タリバン兵士に引き渡され結婚

暴力を苦に
18歳で逃走したが
捕らえられ

夫に恥をかかせたとして

イスラム原理主義組織
タリバンの命令で
鼻と耳を切り落とされた。

現在は女性団体に保護され
近く米国で整形手術を受ける。

    …

なんという人生だろうか…。

トラウマに満ちている。

一番恐ろしいのは
それが常識であること。
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