月別アーカイブ: 2010年8月

朝日新聞も睡眠薬はやめる方向に動き出した

本日P22の生活ページ
【どうしました?】は
なんと
「睡眠薬をやめたい」という
相談者
回答の医師は
①まず可能だと答え
②反動で
不安や不眠が強くなることがあるから
主治医と相談しながら
③睡眠パターンを調整すること
高齢者の不眠の背景には
 孤独や不安があるから

暗い部屋で目が覚めるようなことを
避けるよう
工夫したらよいですね等と
まとめてました。
そう言えば
知り合いの70代の元気な女性
テレビもラジオもつけっぱなしで
寝てるって言ってました。
変わってるなぁって思ってましたが
納得です。

閑さや岩にしみ入る蝉の声

虫の息とか言います。

比喩的に
人間にも虫みたいな
こころあります。

全く虫の話なら
誰が感動しますか?

虫が好かん!
馬が合わん!

どの虫ですか?
どこの馬ですか?

虫唾?
なかなか凄い言葉です。

見えないけど
確かに存在します。

セミは
虫偏に単
単ってのがいいですね。
一人・独り

地中(集合的無意識)から
やっと出てきて
短い命を精一杯生きてるんですね。

なるほど
万人が
感情移入するわけだ。

岩はさしあたり
硬くて動かない
太古からあるものですかね。  ←私もコレと死闘中!

はかない存在が
精一杯鳴く声が
石頭に染み入るとき

しずかーな
心境になるのかもしれません。

昔の人も
巨悪とひそかに闘ってたんだなぁ。

やさしさを感じます。
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油断しなければ大丈夫

PTSD研究家翠雨の日記

比叡山延暦寺の
1200年灯り続けている
灯篭です。

伝統は伝灯です。
 ―火(意識)を伝えてゆくメラメラ
 
油断するな!は
そのために
菜種油を絶やさないようにすることですね。

ともり加減をみながらでなきゃ
危ないですよニコニコ

不滅の法灯とは

「油断しない。
油断しないとは
普段どおりでいいということ」

だそうです。

特別なことではなく
自分の火(意識)をぼんやり
見続けること
それがいつか当たり前になる  ←当たる!ベル
そうです。
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朝日新聞『獅子頭』第百三十四話 魂のチューニング・イン

「一夜凍えただけで
こんなにも
乱暴になるかね?」

家に居たくないので
野宿し

朝になって
知人の家を
(普通に)
訪れたつもりが

返ってきた言葉が
これです。

自分では意識してなくても
寒さと心の飢餓感が
限界に達してたのでしょうね。

つい力が入ったのです。

自宅でゆっくり
朝を迎えた人とは
相当温度差があります。

PTSDの方々とお会いして
まずすべきことは
この琴線のチューニング・イン
でしょうか。

無意識で調弦してますが

見えない臨床家には      ←昔は「盗め!」でしたが…
教えてゆく必要があるかも
しれません。

すぐ【人格障害】とか【発達障害】って
原因を考えようとしませんからね。
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X JAPANのToshIさんも横領ショックと闘っている

「本当に
迷惑かけた
債権者もいらっしゃいます。

そちらに
しっかりお金が渡っていくように
今後も尽力していきたいと
思います」

破産した個人事務所の
債権者集会後に
会見を開き
気丈に問題にむきあう
Toshiさんですが

「元妻を通じて
自己啓発セミナーに
収入が渡っていた。
元妻がその金で
セミナーを主宰する男性と
豪勢な暮らしをしていたことを知り
ショックを受けている」などと
語っています。

横領は案外身近にあります。
経済的ショックに加え
人間不信
生活不安
他者への迷惑などの
精神的ショックが

巨大コンプレックスになって
小さな自我を襲います。

Toshiさんのように
落ち着いて
(ここまで落ち着くのに
相当時間がかかったと思いますが)

1つ1つ
畏れず
片付けていくことが大切です。
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秋葉原事件加藤智大被告と『マイライフ アズアドッグ』

12歳の少年イングマルは
ひとり
夏のあずま屋で
星に話しかける。
人工衛星に乗せられて
地球最初の宇宙旅行生物になった
ライカ犬の運命を思えば
兄にいじめられても
彼の不器用なドジを
ママが嘆き悲しんでも
南洋の海からパパが帰ってこなくても
ちっとも不幸な事ではない。
加藤被告の人生に
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』を
想う。
父親不在
いじめのトラウマ
そこからくる不器用
十分不幸な
PTSD症状ですよ。
ライカ犬に感情移入するのは
自分も
自分の人生を未来に
棚上げされてるから…
星に話しかけることで
なんとか
自分がこの世に
確かに存在していることを
確認し始めているのでしょう。
宮沢賢治
『銀河鉄道の夜』みたいな
お話です。
床に落ちた食事を食べさせるなんて
母親からそんな屈辱受けるなんて
犬じゃないんです。
人間なら
おかしくもなりますよ。
感情の爆発は
人間としての尊厳から生まれた
感情です。
もちろん
そんなことをした母親にも
おそらくトラウマがあるのでしょう。

秋葉原事件加藤智大被告の精神鑑定の信憑性

加藤智大被告(27)について
「被告は
不満を暴発させることを
幼少時から繰り返しており     ←こうなるには心因があるハズ!
事件も典型的行動だった」とする
捜査段階の精神鑑定書が
朗読されました。
鑑定医は
計16回の面接調査や心理検査をもとに
事件時の精神状態を診断し
精神障害は認められないと
結論付けましたが         ←じゃあ、爆発衝動は何ですか?
弁護側は
「何らかの
精神障害の可能性がある」     ←爆発衝動には意味がある
「推定部分を断定的に
書いている」
として
鑑定の信用性
争う姿勢です。
心理検査って
どんな人が
どんなのを行ったのでしょうね。
心理検査にだって
ラポールは必要ですよ。 ←こころに橋をかける  
(教科書的常識です)
ラポールとは
こころが自然に
自由に交流するような
人間関係です。
そういう人間関係で
検査を行った検査者ならば
検査結果の解釈も
おのずと違ったものになるはずです。
無意識的な
防衛機制【解離】が見えるはずです。
【解離】が見えたなら
【PTSD疑い】って書くはずです。
そして
『トラウマ&心因は何だろう?
そう言えば
子どものとき母親に
床にぶちまけた食べ物を
拾って食べさせられるなんていう
屈辱を受けてたな…』
加藤被告をもっと
大きな視野から理解しようとするはずです。
弁護側に手紙書きたい…恋の矢

『獅子頭』第百三十三話 般若湯?!

絶体絶命の二順ですが

お酒を飲みながら
話を聴いてもらってます。

「アルコールの作用で
神経がどんどん冴えてくる。
筆談を交えながらではあるが  ←中国人なので
話はなかなか弾んでいる」

古来から
通過儀礼には
何らかの薬物が使われてきました。

つらさをごまかし
依存させるためではなく

不要な心配や常識を
払拭させ

本心を赤裸々に出させるためです。

しかし
現代の薬物犯罪に見られるように
そのコントロールは非常に困難で

フロイトも
友人をコカイン中毒に
してしまいました。   ←トラウマになってる!

催眠療法もパワフルですが
相当な依存を
起こします。    ←ただでさえ依存しやすいPTSDに禁忌

その反省の上で
①薬物
②催眠

なしの【精神分析】が生まれたのです。

なので
アルコールは
上手につかえば   ←上手に使えばですよ!
合法的科学的に
有効な方法ではあります。

だから
禅宗でも
【般若湯】とか  =お酒
屁理屈つけて
手放さないのです。
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ミミズにおしっこをかけるとおんちんが腫れる?!

ミミズは

枯葉や砂粒をいっしょに飲み込んで
肥えたやわらかい土を排泄し
土壌を再生させる
救世主

土を粗末にした
ギリシャ・ローマは滅亡

陰陽五行説では
は陰陽相殺するもの  ±

 ―他の
  水・金は陰     
  木・火は陽     

夏の用にうなぎを食べたりするが
元来、春夏秋冬に土用がある。
つまりは季節の変わり目

その土を動かすのがミミズだから

相撲で言えば
行司
(八卦よーいって言う五行を司る人)
みたいなもの

そんな存在に
無礼は許されないでしょう?!

水栽培の野菜ばかりでは
こころも身体も
腑抜けになって

PTSDととても闘えません。
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『心理臨床学研究』こころのケアへの致命傷コンプレックス

『心理臨床学研究』
最新号の第一論文は
PTSDに関するものですが

学術論文なのに
書き出しからして
脈絡が破綻し混乱しています。

これは
こころのケアに関する
相当なコンプレックスの証
だと思われます。
  ―貴重なアーカイブスとして
  いつまでも語り草となることでしょうニコニコ

PTSD研究家翠雨の日記

1.大規模震災後の
こころのケアについては
日本の研究が
世界第一だとの自負があるようです。

それは
阪神淡路大震災後に
心理的ケアの総称として
【こころのケア】という言葉が
生まれ
マスメディアを通して広く周知され
(河合1995)

中長期的なデータを持っているから   ←15年ですが…
だそうです。

しかし
その内実は…

2.年間3億円もの事業としての
こころのケアセンターの開設や
スクールカウンセラー事業の開始
にもかかわらず

当初から
こころのケアを利用する人が少なく
試行錯誤をしているうちに
(兵庫県臨床心理士会 1997)

頓挫したようですが
(その頓挫は明記せず)

3.海外の話にすりかえ

  ①外傷体験の吐露を
   禁忌とする論文の紹介
  ②海外への支援実績の紹介

そして

その海外でのこころのケアで大事な理論は
(富永 2005)

4.①トラウマティック・ストレスマネジメント 
  ②文化と宗教の尊重        ←日本の場合無視するのに!

だそうです。

んー叫び
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