月別アーカイブ: 2010年8月

トラウマ克服しないとミス・ユニバースになれない?

$PTSD研究家翠雨の日記
2010年ミス・ユニバース
世界大会の最終選考会で
前評判が高かった
ラジ(22)さんが
ラスト・アンサーで
審査員たちの不評を買い
最終選考会最下位の5位に
終わったそうですえっ
質問は
「あなたの人生最大の失敗は
何ですか。
そして
あなたはそれを
克服するために
何をやりましたか」
しばし考えたラジさんが
満面の笑みをたたえながら
答えたのは
「私の22年の人生で
大きな失敗はありませんでしたし
問題を起こしたこともありません。
なぜなら
私は家族
そして家族の愛に包まれ
自信を持って生きてきたからです。
この場にいられることに感謝します」
22歳だったら
こういう人も多いと
思いますが
トラウマティックな事件に遭遇して
それを克服しましたって
モデルが
必要とされているのでしょうか?
(それが知性を輝かせる条件だとか)
あるいは
地球上には
トラウマティックな人生を
歩む人が多いから
ミスユニバースには
メッセージ性が必要になったのでしょうか?
善いことのような
悲しいことのような…
象徴的な事件です。

『チャングム』第二十四話  受容と悟り

老獪な悪徳女官や    ←悪事に年季が入ってる
その後ろ盾になっている
悪徳商人たちは
悪事がバレそうで
窮地に追い込まれた状況で
【怒り】狂ってますがメラメラ
手先の若い女官はまだ
そういう状況に慣れていませんから
安易な【否認】をして
【怒り】に油を注ぐようなことを
言っては
叱られてますガーン
「思い過ごしでは…」と
口では言っても
顔は引きつってます。   ←無意識です。
見事な否認です。
「~ですから
確かです」と
いい加減な安心感を提供しようとして
「この世に確かなことなどない!」とパンチ!
一蹴されたり…しょぼん
キューブラー・ロスの
死の過程は     ←不治の病の宣告をどう受容するか
受け入れがたい現状を前にした場合にも
結構あてはまります。   ←【死と再生】が基本ですから
最初は【否認】
次に【怒り】
【取引き】や【うつ状態】を経て
【受容】に至ります。
【受容】は【悟り】くらい
むつかしいのです。

『ぼくのエリ 200歳の少女』とは幼児性虐待男児の叫び

$PTSD研究家翠雨の日記

エキゾチックで
美しいけど見るからに
異様なエリです。
 ―PTSDの女性に
  そういう人多いです。
  命がけで問題にあたってますからね。
  美しさが違います。

いじめられて
絶望のふちにいる少年には
女神みたいに見えます。 ←普遍的な救い主イメージ(異界から来る)

思わず勇気が出て
「血の契りをしよう」としたら
(バンパイアーですから)
地面に落ちた血に
獣のようにむしゃぶりつきます。

少しずつ
吸血鬼であることに気がつきながら
いくつもの血の洗礼をくぐり抜け
最後のテストが
やってきます。
 ―信頼は一度で起こりません。
 恐る恐る(驚いて逃げて欲しくないから)
 入れ子のようにテストがあります。
 (境界性人格障害は人を試すって言われます) ←境界とは異界だった…あせる

何度も繰り返される
「私は女の子じゃないから」
「私が女の子じゃなくても好きになってくれる?」という
エリのセリフの意味が
明らかになります。

一瞬だけ陰部を見せるシーンが
あるのですが
国内公開版では
ぼかされていますが  ←見えないことで考えさせる?

性器を切り取られたあと
(エリは男の子)だそうです。 
  ―原作「モールス」でも
   そういう設定
   アフリカの一部では
   もう少しマイルドなのが
   男児女児ともにまだ常識です。
   長老が儀式的に行います。

原題は「Let the Right One In」
吸血鬼は招かれない限り
人の部屋に入ってはいけないという
法則のことですが
 ―PTSDを放置すると
  吸血鬼(加害者)になります。

邦題の「200歳の少女」は

そう断罪して
切り捨ててしまうのではなく

幼児性虐待の子どもの問題を
歴史的に捉え
なんとかしようとする
無意識の悲願が
顔をだしたものではないかな?と

感じました。

$PTSD研究家翠雨の日記

宗教・哲学・健康・慣例
虐待・バンパイアー・集合的無意識(歴史的身体)
PTSD・ラポール・常識・ヒステリー

いろいろな言葉の意味を
深く知る人にだけ
(星座の共時性のように)
聴こえる(野性の思考で)
信号があるのです。
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『チャングム』第二十四話  悪事に加担するひけめ

強い勢力と
運命共同体で生きる     ←集合的無意識の一種
女官もいます。
 ―これがほとんどです。
強いものの羽振りがよいときは
驕慢に振舞いますが
風向きが変わると
みじめなものです。
悪事を命じられる頻度が増え
悪事の程度もはなはだしいものに
なります。
そして悪事がばれないかと
ヒヤヒヤしてますから
他人のちょっとした言動に
驚愕し        ←大げさ・不自然=コンプレックスの指標
あやしまれます。
即座に【否認】しますが
コンプレックスを抱え
客観性を失ってますから
本心をつい
言ってしまって
墓穴を掘ります。

『チャングム』第二十四話  悪事のトラウマ

代々
宮中に女官を送り込み
女官の最高位につかせ
横領の手引きをさせる
大金持ちの一族がいます。
その地位を守るためには
殺人も厭いません叫び
しかし
悪人とはいえ
人間ですし
女性ですから
平気の平左というわけには
いきません。
殺人の際には
こころが傷つきますし
いつ悪事が発覚するか
不安で
トラウマティックな毎日です。
追い討ちをかけるように
殺したはずの人間が
実は生きているのを知りショック!
手を回して
確実に殺したつもりが
その人物の娘がみつかりますショック!
しかも自分のすぐ近くにいる
女官でしたショック!
殺人の証拠ももっていますショック!
怒りの塊になりむかっ
おなかのすいたトラのような
人相になってます。
悪事はトラウマティックですね。
 ―こんな心境でまともに
  闘えるはずがありません。   ←料理対決で昇進していく世界
学問的な妨害は
心配しなくていいかもクラッカー
 そう思えました。

井上康生の柔道哲学

PTSD研究家翠雨の日記

公開練習で
子どもたちが
目を輝かせるのは

「みなさんの先生を
投げた技がこれ」と

得意の内股を
披露したときだそうです。

外国人に受けがいいのは
「柔道は勝ち負けだけではない。
人を育てる道であり
哲学だ」

PTSD研究家翠雨の日記

東洋思想は
世界に通用します。

二元論を超えるものを
今世界は必要としているのです。

それを認め
筋を通さない
日本のこころの臨床家は
ダメです…あせる
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西田哲学【歴史的身体】で育つ「できちゃった結婚」と「シングルマザー」

大昔は
どちらもありえなかった
わけです。

米軍が侵攻してる国なんかでは
今でも
即効死刑か
公開鞭打ちの刑扱いでしょう。

恋愛という
極めて個人的な問題が
常識にぶつかります。

  ―人間は恋愛で
   哲学者や詩人になりますが
   殺されることも
   あるのです。

社会的抹殺が一番
怖いから
心中したりするんでしょうね。    
 ―「死ぬほどの勇気があるなら!」って
  社会的抹殺してる張本人に
  言われますからね。
  そりゃ混乱しますよ…

できちゃった結婚は
茶髪の流行と同じくらい
短期間に
【ご愛嬌】になりました。

次は
その影に隠れた
シングル・マザーですね。

できちゃった結婚になるはずが
相手の不慮の事故死とかで
シングルマザーになるのですからね。

同根とみなして
大事にしてほしいです。

$PTSD研究家翠雨の日記

せっかく
生まれてきてくれた子に
トラウマを刻印しては
なりません。
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死刑執行官のPTSD対策と宗教性

東京拘置所にある
刑場公開は
多くの日本人のこころを
揺らしています。

よいとか悪いとか
必要とか必要でないとか

それ以前にある
その分別が出てくるおおもとを
揺らしています。
 
$PTSD研究家翠雨の日記

執行官も
【知性化】という防衛機制を  ←無意識的
意識的に使うようです。

★手が震えるほどの緊張感

★執行されるのは許されない罪を犯した者

★社会的正義のためにやらないと…

報告する新聞記者の文章も乱れます。
「死刑囚がまさに命をたつ   ←断たれるの間違いです
きわめて厳粛な場所」
「…(死刑囚は)茶を飲んだり
饅頭などの供物を食べたり
できる」           ←こう書かざるをえないような
                気味の悪い違和感

★入り口の清めの塩
★部屋に漂うお香のかおり

これは
【取り消し】という名の
防衛機制です。
 ―直面しがたい不安や罪悪感、恐怖を
  感じなかったことにします

目隠しをされたまま
逃げ出そうとする死刑囚を
数人で実力行使で
死と生の境にある
踏み板に
立たせることもある

トラウマティックな
仕事であることが
わかりました。

トラウマには
儀式が必要だということも
よくわかりました。
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桔梗と朝顔&ヒステリーとPTSDの【野性の思考】

秋の七草ですが

昔の呼び名は
なんと
朝貌(あさがお)

夏のイメージの朝顔と
似てるかなぁと
思い
見てるうちに   

PTSD研究家翠雨の日記

PTSD研究家翠雨の日記

面白いかたちだなと
思ったら

安倍晴明が使用した
五芒星を桔梗印と呼び  ←ドラゴンボール合格
現在の晴明神社では
神紋とされているって

ありました。

開いたり (パー)
閉じたり (グー)の

陰陽五行そのもの
みたいな花でした。

今PTSD
昔ヒステリー

本質でみていけば
同じだと気づくような
思考を

【野性の思考】と言います。

仏教では
【無分別智】

『星の王子さま』的に言うと
大切なものは目に見えないって
ことかな?
 ―野性の思考で見る

野性や無分別は
下等なものと片付けられますが

本当は
それを分別や常識より高位の
水準にし
理想を現実化してゆくのに
必要不可欠な知恵なのです。

学校では習えません。   ←常識を教える場所

傷つきがパスポートですから…
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神奈川県の組織的不正経理にみる普遍的無意識の悲哀

神奈川県では

2003~09年度
約16億6千万円に上る
不正経理が判明し

職員約1700人を処分
副知事2人を更迭しています。

そのうち
3人が告訴され
2人が実刑判決、1人が不起訴でした。

自殺者も出ています。

チャングムの時代みたいですね。
 ―宮中で組織的横領があり
  財政が逼迫してます。
  (第二十三話あたり)

エリアーデは言います。
人類の長い歴史のどこを
切り取っても
人間のこころに
そう差はない。

差があるとすれば
文化的様相だけだと。

要するに
チョゴリや着物を着ているか
ジーンズをはいているか
その程度の差であって

下手すると
サル以下になってしまうのが
人間の哀しさです。

しかし
【解離】しないようにすること
その原因をつくる
【虐待】や【DV】を防ぐこと
起きてしまったら
被害者も加害者も丁重に扱うこと  ←こころのケア

それだけで
その悲哀は
個性的に活き活きと生きていこうという
勇気に変わるのです。
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