恋愛感情のもつれと
いう印象がありますが
42歳の被告は
否定しています。
その理由は
「私の持病の膠原病は
いつ再発するか分からず
再発すれば
入退院を繰り返すことになります。
一家の大黒柱がそういうことになれば
悲しむ人を作ることになるので
は結婚しないと決めていました」
…
ここに事件の核心があるかも
しれません。
―他にもあるかもしれませんが
これだけでも充分説明がつくくらい
大変な心境です。
いつ再発するか…
それはストレスフルな生活です。
―だれだって…なんて言わないで
下さいね。
もちろん犯罪を正当化する理由には
なりません。
しかし
言い訳せず社会人として
がんばっていたのです。
さらには
PTSDの苦しみは
本人だけでなく
家族がそれに被爆することへの
配慮もありました。
凄くよい人だったのです。
しかし
凄く悪い人になってしまったのです。
その間にあるのが
【解離】というものなのです。