覚せい剤がらみの
恐ろしい犯罪ですね。
拘留中にも暴れてますしね。
覚せい剤は
依存者だけでなく
加害者の自我も相当
振り切れさせます。
犯行については
淡々と語っていますね。
犯行当時は【解離】してたにしても
正気にかえってるのですから
おぞましさや罪悪感
不安・恐怖のコンプレックスに
襲われて
感情が動いてしまい
そんな風にはなかなか
思い出せないものです。
【分離】の機制が
働いているのでしょう。 ←感情を分離
しかし
裁判員の方々の
素朴で真摯な質問で
こころは解きほぐされてゆきます。
時計を戻せるなら?との
質問に
事件直前ではなく
もっと根本的なところ
学生時代まで
時間を巻き戻したいと語り
―治療的退行が起こっています。
心情吐露しはじめ
そのこころの揺れは増幅してゆきます。
法廷後
弁護士には
「それでも生きろと言うのか」と
涙を見せたそうです。
―自分のこととして
受け止めるのは大変なことです。
どうしても甘えが出ます。
【解離】して起こした事件について
客観的事実に忠実に
しかも
自分のこころの分析もしながら
人前で話すのは
大変なことです。
でも弁護団が感じているように
被告人には反省能力がある
感じですね。