趣味の会みたいな集まりで
女性たちが
楽しそうに話をしていた。
―声が大きいから聴こえてしまう。
多分
トラウマ話はひそひそ話され
聴こえないのだろう。
聴こえるのはPTSD女性の悪口が多い。
もちろんPTSDとは認識していない。
ある女性が
前世占いの話を始める。
関心度はそれぞれだろうが
みな
楽しそうに
「あーだ」
「こーだ」と
言って盛り上がってる。
一人の女性が
「私そういうの
いーッサイ ←派手なゼスチャーも
興味ないんですっ!」
「嫌いっていうなら
まだ興味あるからだと
思うんですけど
まーったく興味ないんです」
全否定即全肯定の呪縛は
恐ろしい…
それに…
逆に
控えめに言う
「ちょっと…」て
大分困りますって意味です
舌の根も乾かぬうちに
「来世は
動物園のライオンになりたいな」
みんな
「来世はあるのか?」
「えー。サバンナがいいでしょ…」
そのこころは?
トラウマを
檻に入れなきゃって
わかってるんです。
自分を振り回す
トラウマが
ライオンみたいなものだって
こともです。
無意識って面白いですね