草津市矢橋町で
昨年11月
夫婦が軽乗用車ではねられ死傷した事故で
地検が
いったんひき逃げでの立件を見送りながら
遺族の陳情を受けて一転
起訴した裁判で
昨日
「被告は無罪」とする
裁定が下されました。
検察側は公判で
「体重合計136キロの
夫婦をはねれば
当然『人をはねた』と考えるだけの
衝撃がある。
被告も事故直後
心臓に高鳴りを覚えたと
供述している」などと
主張しましたが
「人をひいたという認識」がなければ
ひき逃げ事件とは
認められないそうです。
ひいた瞬間
身体は反応してますし
一瞬自我もそれをとらえています。
でもおそらく
『大変だ…』とパニックになるのを
防ぐため
【解離】したんでしょうね。
それが
「ひいた記憶がない」という
心情の中身でしょう。
裁判官も
解せないようで
―急性ストレス障害が
カギですね。
せめてPTSDを知らねば
カギは開きません。
判決文朗読後に
「この判決は
刑事責任が認められないという判断で
道義的責任については今後
あなたが考えていかなければならない」と
説諭したそうです。
裁判官は
自分が考えるべき問題を
被告に
【投影】しましたね。
―研究不足です。
もっと広い視点から
意見を求めないから。
奥さんの無念は
高裁に持ち込まれます。
公判中に
このメカニズムに
気づくといいけどな