イプセンの
『人形の家』の
ヒロインは
「あたしは
何よりもまず人間よ」
夫にそう言いおいて
家を出ます。
―要するに
この家にいたら
人間ではいられないという
ことですね。
これは夫婦の問題だけではないと
思います。
親子版
『人形の家』もあるでしょう。
ヒロインは
親子版『人形の家』から
イプセンの
『人形の家』に
引っ越しただけのようです。
無意識=常識
無意識のうちに
そういうコースを
選んでしまうのでしょう。
―虐待でもDVでも
そういう連鎖がありますね
日本では
ヒロインのように
気づき
家出しようとする人が
増えています。
意識が
「いやだなぁ」と感じる
随分前から
無意識に
家出願望が生まれますから
わけもなく
眠れなくなったり
(一大事ですから)
死にたくなったりするのです。
(変わりたいが死にたいと
翻訳される)
でも…
クリニックに行ったら
「うつ病です。
お薬どうぞ」
カウンセリングでは
「恵まれたおうちじゃないですか。
あなたわがままですよ。
少しずつ我慢する練習を
していきましょうね」 ←行動療法
『悪いのは私?』
これが
アリエッティでは
【ドールハウスねじこみ事件】で ←人形の家
表現されてます。
カルト集団から脱走して
連れ戻されるような
恐怖感でしょう。
―次の脱走は
相当な時間と勇気を要します。
だから
一度薬を飲んでしまうと
治らなくても
うつ病という診断名にしがみついたり
暴君と同一化して
(しがみつけば恐怖感は消える)
自分には甘く
人を支配しようとする
加害親やDV夫(妻)になる人が
少なくないのでしょう。
『借りぐらしのアリエッティ』 ~『人形の家』に連れ戻される
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