失業問題に抗議する
青年の焼身自殺をきっかけに
チュニジアでは
強権支配によって抑圧されてきた
不満が爆発し
―集団的精神療法
市民デモが
起きたわけですが
周辺の
北アフリカや中東の国々では
触発された
焼身自殺が相次いでいます。
チュニジアの事件は
感動的だったのでしょう。
感動は
こころに深く刻まれ
伝播しようとする
性質があります。
ネットで
「チュニジアに続け!」と
呼びかけられる世の中です。
感動が伝わりやすく
似たような境遇の人々は
自分たちも救われると
希望を持ちやすいのです。
日本のタイガーマスク現象のような
無意識のよい連鎖なのでしょう。
―PTSDのブログなので
負の連鎖ばかりを
紹介しがちですが。
自殺は
いけませんが
変わり目は
吉凶混合です。
窮すれば通ずる。
長い間
正直に窮してきた人たちには
このように突然の救いが
あるものです。
日本の場合は
現実の【否認】がきつく
まだバブルの再来を
夢見る【空想】癖が強いので
大きな変化が
起こりにくいような
気がします。
月別アーカイブ: 2011年1月
JRはよく遅れるのです。
朝日新聞『青銭大名』第十一話 突然ですがシャーマンとの違い
シャーマン治療では
何時間もかけて
無意識の声を聞き
1回目で
相当すっきりさせますが
心理療法では
一度に解決せず
時間を区切ります。
聞き手は
(比喩ですが)
階段を下りてゆきます。
―余裕のある
治療者がクライエントに
歩み寄っているということですね。
シャーマンは
そのまんまで治療しますが
―無意識を無意識のまま扱う
心理療法家は
現代人スタイルに
変換し
頭の中で
無意識を高速度で
翻訳しながら
会うので
体力がもたないのです。
―ウルトラマンの胸に
ついてる流星マーク?
あそこまでパワフルではないですが
あとは日常の世界です。
祇園祭の準備に
京の人たちは
忙しいです。
型は重視されますが
毎年新しい出し物を
しなければならず
なかなか大変なのです。
人の心も
伝統行事も
同じ法則で動いています。
ののちゃん流PTSDの魔境【回避】阻止対策としての【操作】
小児がんの子どもの闘病を励ますビーズの仏教的心理療法
この子は中2
白血病と闘病中です。
260個のビーズで
長さは2メートルあります。
ずっしり重いです。
本人はこれを大事にし
親兄弟も
これを見るたび
「がんばったなあ」と
ほめます。
―ほめるべきところで
きちんとほめ
認められることは
大事です。
これがないと
あとで
非現実的な【承認欲求】に
振り回されます。
白血病や腫瘍
小児がんなど
長い闘病生活の
子どもたちを
カラフルなビーズで
勇気づける
取り組みが広がっています。
手術や検査
つらい放射線治療
1つ乗り越えるたびに
1つひもに通していきます。
がんばった記憶が
五感を通して
1つの流れになり
こころの支えになるようです。
―まさに宝物です。
他人からはわからない
世界に
こどもはすーっと
入ってゆきながら
―「誰にわかるか!」なんて
怒りに支配されることも
ありません。
今のこと
未来のことを
考えられるように
なるのだと思います。
―瞑想の一種ですよ
DVシェルターでは
アイロンビーズが
流行ってます。 ←マンダラづくり
玉はたましいですね。
数珠みたいでもあり
やはり仏教的です。
トヨタのPTSD解離飲酒運転社員も逮捕
飲酒運転で衝突した
軽自動車の運転手に
重傷を負わせ
逃げたとして
トヨタ自動車社員(31)が
逮捕されました。
「酒を飲んでいたので
怖くなって逃げた」
そうです。
子どもじゃないんですから
そういう理屈は
通用しません。
でも
子供時代の
トラウマが
そのままならば
精神分析では
【固着と退行】
―課題があれば
ストレスを受けたとき
舞い戻ってしまう。
屁理屈に終始し
人のせいにばかりしてたら
永遠の
【回避】を繰り返します。
【発達障害】誤診に翻弄され自殺騒ぎの母親逮捕
21日に
こんな事件があったそうです。
奈良市役所から
「屋上で自殺しようとしている人がいる」と
110番があり
急行した奈良署員が、
屋上の縁に腰掛けた
母親(40)と
長男(11)を発見し
―子どもにとっては
二次被害・三次被害ですね。
★PTSDで混乱し
★発達障害あつかいで
自由な未来を封印され
★母親に心中教唆され…
絶対こころのケアが必要です
約1時間説得し
長男は
保護されましたが
母親は
屋上の防護柵を乗り越え
立ち入り禁止場所に侵入したので
建造物侵入容疑で
現行犯逮捕されました。
特別支援学級に通う長男が
教師から体罰を受けたので
市教委に対し
「死をもって抗議する」などと
自身のブログに書いていたようです。
…
やはり【発達障害】という
見立てに問題があるのです。
母親は
その現状にショックを受け
混乱し
―混乱した人の思考は
認知のゆがみのオンパレードです。
義務と権利
自分と子ども
理想と現実
あらゆるものが
一緒くたになって
短絡的な
正義の主張をしてしまったのでしょう。
―どこか哲学思想めいているのが
悲しいです。
ブログにはこんな症例
いくらでもあります
チュニジア「我々も心痛んだ」警官デモはPTSD予防の【こころのケア】
政変中のチュニジアですが
22日
デモを鎮圧する側だった
警官たちが
一転
デモをしだしました
★安月給
★命令に従わないとクビ
★命令に従っても
デモ隊に家族や友人がいて
こころが痛む
―日本の職場や学校の
イジメ環境も
似てますね。
この否認で
パニック発作頻発してますよ
学会でも同じでした
陰陽二元論では
人間のこころは
できてませんからね。
葛藤するわけです。
政府も
これからは
「宗教を押し付けない」と
宣言させられました。
人間性の解放の動きが
PTSD予防には
まず必要ですネ
ドストエフスキー作品における【異和】感とPTSD的気難しさ
ミハイル・バフチンという
研究者が
指摘しているらしい。
ラズノグラーシエ
日本語で異和
これが
ドストエフスキイーを
読み解くカギらしい。
―好きなように読めば
よいわけですが
切り口がシャープになるような
気がします。
作中の
トラウマティックな
運命に翻弄される
登場人物はみな
―【解離】行動のオンパレードですね
たえず
異和にさらされている。
―自分が『Aだなぁ』と思う。
しかし
他者が「Aですね」言うと
全然違う気がして
叫びだしたくなる。
言葉の意味が
強烈な磁場のなかで ←トラウマ
ゆがみ・ねじまがり ←認知のゆがみ
予想もつかない運動をしながら
渦巻くのです。
常に
あーでもない・こーでもないと
対話し続ける構造です。
この構造の中では
天才ならば
思考が螺旋的に深まりますが
普通は
コップの中のポニョです
それで
ドストエフスキーは
てんかん発作を
必要としたのです。
―これが心理的要因で起こったことは
精神分析学で
証明されています。
てんかんではなく
ヒステリーなのです。
異和を調和させるための
ダイナミックなマジックです
しかしそれでは
根本的解決にならないので
作品において
表現し続けることを
選んだのでしょう。
森鴎外にやられたトラウマの『耄碌寸前』は認知症にあらず
著者72歳の時の作品
―もうろくは
今は使っちゃいけない言葉の1つ
「私は
自分でも
自分が
耄碌しかかっていることが
よくわかる」
しかし
認知症ではなく
PTSD発症寸前の意味
であることは
生い立ちが証明している。
長男として生まれたが
―於菟と名づけられた。
兎年生まれ?
漢和辞典には
於菟は虎って
書いてある
母親は
結婚一年余りで
離縁されたので
父方に引き取られたのち
里子に出され
13歳で
鴎外一家と同居するようになるが
鴎外の若い再婚相手と
祖母の不仲に巻き込まれます。
これで
平均的な人格になったら
ミステリーですね
父親の名を
辱めたくないからと
作家ではなく
死体と向き合う ←臨床心理学
解剖学者になりました。
―いくつかの【否認】が複雑に
編みこまれた
結論ですね。
「この調子では
死ですら超えて
夢見そうである」
これが耄碌でない証です。
トラウマはいつまでも
生き続けるのです。
しかし
鴎外って凄い人だったんですね。
だから
『舞姫』なんか
書けたんですかね。