電車を待ってますと
高校生等の団体の視線が
一方向に釘付けになっています。
ふと見やると
(線路と反対側の壁の)
自動販売機の前で
50代くらいの男性が
はいつくばっています
硬貨が落ちてないか
探しているように
見えました。
―服装は
そういうことをするくらいですから
ドロドロですが
黒っぽいので一見普通で
悲壮感はなく
どちらかといえば
無邪気な感じです。
しばらくすると
すくっと立ち上がり
―身のこなしは
相当軽く
軽業師みたいでした
線路を深く覗きこみながら
歩いています。
垂らすように持った
ナイロン性の
リュックが重そうで
(バランス的にみて)
線路に落ちないか
みんな固唾を飲んで
見守ります。
『もうすぐ
新快速がくるのに…』
―JRは自殺が多いのです。
みんなそう思っています。
再び自動販売機を覗き込み
また線路を覗いた頃には
到着予告のアナウンスが聴こえてきて
さすがに
みんなの表情に緊張が走ります。
『こんなブログ書いてるくせに…』
(止めないのか?
しかも男性はこちらに近づく形で)
『さて?!』と思った瞬間
男性は踵を返し
自動販売機の裏を確認してから
コインを入れ
ジュースを買ってました
―この年齢の男性にしては
珍しい
柑橘系
しかもジュースだから
当然冷たい。
ストレスが高いんだろうなぁと
思います。
プルをシュパーっと開けて
おいしそうに飲みながら
私の前を通り過ぎます
★こんな風にして
線路に落ちる人も
いるんじゃないか?
★線路に転落して
轢かれる人のことは
もう
高校生でも
普通に知ってるんじゃないか?
★これは無意識的な
集団心理療法
(クライエント1対セラピスト大勢)
ではなかったか?
いろいろ考えました。
―男性が
普通でないのは明らかです。
多分PTSDだと思います。
駅ホームで注目の的だった転落しそうなPTSD男性に一同ヒヤヒヤ…(汗)
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