現地で支援に当たったのは
医師や看護師ですが
生存への期待が
もぎ取られていくさまを
目の当たりにしたと言いますから
一番の課題は
こころのケアであり
そのハードさは
二次受傷(医療人の傷つき)が
懸念されるほどです。
症状としては
★不眠
★突然泣きだす
★ふさぎこむ
―不眠を基礎にした
陰陽の病
PTSD反応が
基本的にみられ
それが強く出る家族も
多かったようです。
日本で起れば
パニック発作やうつ病として
投薬治療の対象になってますが
ニュージーランドでは
「無理にしゃべらせず
血圧測定の時に雑談したり
遠くから様子を見たりした」
そうです。
―医師や看護師であることが
安心感を与え
よいようですね。
「気丈に振る舞おうとする人が多かった」
「なかなか現場に入れず
疲れやショックが大きかったようだ」
―大変な状況ですが
できることはしておこうという
健常さがみられます。
「何か節目になることをしないと帰れない」
―こころの問題ですが
ある種のかたちにすることが
必要であるようです。
古来何かあれば
儀式や記念碑を建ててきました。
行事もそのためにあります。
人間のこころは
昔から変わっていません。
こころのケアは
自然になってきましたね。
医療人も
だんだん学習しています。
ニュージーランド地震でのこころのケア
コメントを残す