阪神淡路大震災の被災者のなかには
東日本大震災の映像を見て
つらい記憶がよみがえり
不安や無力感を
訴える人が
出ています。
記憶が癒されておらず
コンプレックスのまま
抑圧されているのが
―がんばって乗り越えた痕
今回の震災ショックで
浮かび上がったのです。
兵庫県こころのセンターの
副センター長
加藤寛先生は
朝日新聞の取材で
(2011・3・29夕刊)
「過去にトラウマ
(心的外傷)を受けた人は
似たような状況を見聞きすると
とても動揺する」と解説 ←
時間がたてば落ち着くから ←△ ぶり返すから
無理をしないこと ←○
無力感を感じることはなく
寄り添って
苦しみを理解し
共感してあげたらよいのでは?と
アドバイスしています。 ←○
最後がいけない…
「阪神淡路大震災を
乗り越えようとしてきたように
彼らも乗り越えていけるよと
教えてあげて」 ←×
乗り越えようとしただけだから
トラウマが蘇るのです。
乗り越えようとするのではなく
癒すことが大事だと
学習せねばなりません。
―周囲を見渡してください。
精神科に罹っている人は
乗り越えようとして
疲弊しているか
キレて開き直ってしまった
人ばかりです。
経験者からの
間違ったアドバイスは
毒になります。
専門家がうそを教えては
いけませんね
がんばらないこころのケア ~乗り越えたトラウマはぶり返す
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