朝日新聞を読んでいる私は
長年
日曜日の
書評コーナーを
楽しみにしていました
―最近発達障害の本少ないねぇとか
まだこんなこと書いて!とか
今日はお休み?
仙台在住の作家
佐伯一麦さんと
吉井由吉さんの往復書簡が
そのあたりにありました。
人心の回復が
遅れているというのが
論点です。
「自分が今どこにいるのかわからない」
―見当識を失うのは
大変な状況です。
存在論的な危機です。
さすが『杳子』を書かれた吉井さん
被災地の人は
生きたここちがしていないのではないか
―今も極度のストレス状況ということです。
PTSDをつくる環境です。
そうであることを
知覚し
言葉にできていないのではないか?
表現されるなら
涙ながらの呻きになるでしょうが
その始めの言葉をどう聴くか
―父親の否認したトラウマに被曝した
スサノヲは
自分も周囲も
(ミクロコスモス&マクロコスモス)
泣き枯らしました。
こころのケアに関する秘訣が
ここにはあると思います。
こういう話が書いてある本は
今あまりないですからね。
こんなのねぇ…
こころのケアのない被災地を朝日新聞が伝える
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