PTSD児童はなぜ電車やクレーン車の運転手に憧れるのか

自閉症と診断されるこどもたちは
 ―PTSDですが
電車が好きです。
電車を見に行き
持ってきた自分の電車と比べ
「電車さん、汚れちゃったね」と
 ―あんまり汚れてないのですが
  象徴としての電車が傷ついているのです。
泣きそうしょぼんです。
大きくなったら
電車の運転手になりたいという子は
結構多いです。
2歳くらいなら
電車になりたいと
かわいいことを言いますね。
 ―頭足人間を描く時代ですから
 主客未分化です。
もう少し大きくなると
電車の絵を描き続けたりします。
 ―電車とは何か?
 自分とは何か?
 哲学しているのです。
電車の意味は
ある程度わかるようで
今ひとつピンとこない一点があり
気になって
20年ほど考え続けてきました。
被災地の写真でふと
氷解しました。
運転手さんは
大勢の命を預かっているのですよね。
ある被災地では
運転手さんの機転
命拾いした乗客が
いるそうです。
 ―普通は助からない。
2005年の
JR宝塚線では
運転手の暴走
車両は恐怖列車になり
PTSD大量生産空間になり
サバイバーズ・ギルトから
PTSDになる人まで
生みました。
 ―運転手を
 急性ストレス障害に追い込んだ
 懲罰教育は温存されたまま
PTSD研究家翠雨の日記
PTSD研究家翠雨の日記
子どもながら
ボクは自分を超えた大きなものを
コントロールする能力

身につけなきゃ
自分は救われないと
感じているのではないかと
思いました。
てんかん治療を放棄し
子どもを殺傷する事件を起こした
PTSDのクレーン運転手も
このタイプではないかと思います。
震災はいろんなことを
教えてくれます。

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