病院の前を通りかかると
60代くらいの男性が
躍り出てきて
―70には見えないし
髪は黒いけど
なんか老人っぽい。
道の前で
両足を投げ出して座り込んだ。
すぐに
若い職員が出てきて
「~さん、帰ろ」
<何で>
『おお、言うなぁ』
「陽に焼けますよ」
「焼きたいねん。
ここおるわ」
『ほー』
集団生活だから
仕方がないところがあるのでしょうが
一方的に
管理されたり
指示されたりで
コミュニケーションがなくて
イライラしてるんでしょうね。
『やっぱり
こういうことあるんだなぁ。
がんばって反抗してるなぁ』と
感心しながら
通り過ぎたのですが
背後で
わめき声を聞きました。
観客がいなくなったからだ!と
思いました。
束の間PTSD解離老人のギャラリーになった
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