脱北者のイ・スボクさん(55)
―昨年8月に脱北
1年6カ月の服役期間に
教化所で850人の遺体を
処理させられたという
大変なこころの傷を
もたれた方の表情です。
―知らなければ
普通に見えるかもしれません。
よく見たり聞いたりしなければ
真実はわからないですね。
改めて思います。
「遺体から流れた
血や体液で
ぐちゃぐちゃになった
床を歩いたことがあるだろうか。
私は毎日がそうだった。
遺体を食べて
丸々と太ったネズミを
見たことがあるだろうか。
私はそれを毎日見掛けていた」
「これほどの地獄はほかにない」と
当時の残酷な光景を
思い起こされます。
―これ以上は
ここには書けません。
急性ストレス障害になりそうですから。
戦争や被災地とは
これに準じる場所なんですよね。
脱北者が語る遺体処理とPTSD
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