いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならん
有為の奥山 境越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
お釈迦さまは
前の世で
―もちろんたとえ話
修行中に
最初の二行を聞き
続きが聞きたくなりました。
だって
最初の二行は
絶望的な内容でしょ?
この世の春のような時なのに
散っていくなんて
しかもその【無常】がフツーとは
どうしたらいいのか
誰だって聞きたくなります。
―これは古来から
普遍的で切実な問題
人食い鬼に
頼むと
「食べさせてくれるなら」
普通はあきらめるだろうけど
―だってそんなの知っても
直後に死ぬのですから!
お釈迦さまは
続きを教えてもらい
感動して
内容をあちこちに書き込み
崖の上から飛び降りました。
地面すれすれで
天人が助けてくれたようです。
命がけで
何かをつかもうとする
そういう態度が
―本当に死んではいけません
PTSDを救うようです。
意識と無意識を超えた
象徴の世界に
身を投じる素直さでしょう。
アルコールの力や
精神病薬を
使わずにです
お釈迦さまも『崖の上のポニョ』でPTSD克服法を知った
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