この本は
細部にこだわる人には
酷評されてますから
例によって
買わなくていいですが
『歎異抄』の意味が
すっきりします。
―『歎異抄』自体は
「一切の書物を焼失しても
『歎異抄』が残れば我慢できる」と
西田幾多郎に
言わせた名著です。
親鸞の生きた時代も
天災や戦乱・大火に見舞われたので
ヒトビトの不安救済のために
説かれたようです。
―PTSD予防
多くの人の
腑に落ちるのは
そこに
陰陽五行的仏教的な
基本があるからだと思います。
―ジブリもはずせない基本
★人類はみな兄弟
上下などまったくない
―特殊な人の修行法なら
要らないですね。
ポニョにでも
できるくらいじゃないと!
★善人でさえ往生できるのだから
悪人はなおさらだ。
―悪の中に善があり
善の中に悪があるからでしょうね。
PTSDの不適応の中には
よりよい理想へと
変化しようとする善があります。
★念仏さえ称えていたら
助かるというのが
間違いだというのは
トラウマ日記を書いてるだけでは
自家中毒を起して
悪化するのと似てますね。
歎異抄は
違いを嘆くという意味ですが
違いを嘆いてばかりで
「おおっ!天才親鸞と自分は
一緒だ!」という解釈をしてたら
救われないですね。
★この世のことすべては
そらごとであり
たわごとであり
まことは一つもない
― 架空の定義は
一太極二陰陽
『源氏物語』に書かれているように
現実と非現実に架かる場所
― 空=太極
ユング派が永遠にわからない場所
絶対否定即肯定の
西田哲学が好みそうな
思想です。
『歎異抄を読む』ではなく
『歎異抄をひらく』としたのは
華厳的です。
♪ひとつむすぶ
ひとつひらく
恋という名前の夏の花
でしたっけ?
横須賀PTSDのこの人も
歌ってました。
華開世界起の開演
―トラウマの再演と逆の
昇華を意味する
道元のマンダラ的言葉を思います。
わが国には
一貫した
PTSD理論が貫通してると思いますよ。
―はよ論文書け!
PTSD予防学習にも陰陽五行説的仏教の『歎異抄』が好まれている
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