気がつけば
不思議な絵の描き方をするように
なっていました。
学校の先生は
変わっていると言うけど
自分としては
そういう風にしか
描けないのです。
―心理療法の絵は
上手下手ではありません。
特に
加害者の顔を
寝ても覚めても
熱心に描くようになり
だんだん
モンタージュ写真のようなものが
できてきます。
無意識は
冷静に
よく覚えているもののようです。
ふと
誰に見せるわけでもないのに
何のために描くのか
疑問が湧きます。
忘れることを
恐れているのかなと
ふと思いますが
それが
なぜなのかは
わかりません。
―PTSD理論的には
基本的なことを
本能的に
知っているわけですね。
朝日新聞『聖痕』37 性的PTSD予防のために自発的に描きながら哲学する
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