思春期を迎えた
主人公は
自分には
ペニスがないから
同級生のような
リビドーに翻弄されたような
感覚はなく
くだらない芸術には
関心がないのだと
斜に構えています。
しかし
『エレファントマン』と
―外見が醜いので見世物にされ
白痴と思われていたが
(発達障害の昔の呼び名)
ある外科医が内面に注目し
観察すると
聖書や芸術を愛する
美しい知性の持ち主であることがわかり
対人恐怖も
だんだん消えてゆきます。
『ブリキの太鼓』が
―精神病院にいる患者さんの
半生の物語
3歳の時に成長をやめることにしたのでしたね。
気になりながら
読めずにいるのは
読むのが怖いからでしょう。
―図星
防衛本能が働いています。
PTSDで発達障害や
精神病に見えることがあると
それらの物語は
伝えています。
主人公もある意味で
発達障害を起こしそうな
不安を感じているのでしょう。
それで変身中の
同級生を小馬鹿にするのです。
朝日新聞『聖痕』47 PTSD児が惹かれる発達障害物語
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