恋愛は
二人の自我だけで
―ロボットみたいに
発生するのではなく
両親の人生の影響下にあります。
―二人の親は知り合いでした。
これは象徴的な意味でしょうが。
戦後の混乱は
表面的には跡形もありませんが
子どもの人間関係に
影を落としています。
しかし
苦しみに気づいたお母さんが
―生きてれば
知らないうちに
誰かを傷つけています。
黙って抱きしめてあげ
―海ちゃん号泣
カタルシスですね。
さらに安心できるように
旧友に会いに行きます。
―できることをすればよい。
健全な人間関係の中には
無言で伝わる
癒しのメカニズムが
確かにあります。
心理療法なんかより
はるかに自然で
温かいハズです。
何もないような時代にも
存在したのです。
本当にないなら仕方がないけど
ちょっとの工夫で
蘇るなら
思い出すべきです。
『コクリコ坂から』健全な人間関係が癒す父母未生以前の面目としてのPTSD
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