朝日新聞『聖痕』138話 PTSDの悪夢治療と傾聴

繰り返し観る
恐怖の夢には
治癒のヒントがありますから
丁重に
扱われる必要があります。
PTSD解離魔に
子どもの頃
男根切除された
主人公が
結婚後も観る夢は
いつの間にか
裸になっていて
周囲が
大騒ぎする夢です。
ある日
悪夢で覚醒したとき
別室にいた
妻が
心配して
駆け寄ります。
信頼関係もあるから
 ―毒妻なら
 「ちょっと静かにしてくれる?
 薬飲み忘れたんじゃないの?
 増やしてもらいなよ」
傷を見せながら
 ―聖痕
 象徴ですね。
 意識が向かうと
 感情が刺激されます。
夢の話をし
妻は
礼拝するように
傾聴します。

信頼関係さえあれば
 ―PTSD解離性乱暴狼藉の
 弟には言わないでしょう。
傾聴はできます。
それは
宗教的なのが
特徴です。
傾の字がそもそも
宗教的な意味で
作られた
象形文字だからです。
神に礼拝することは
危険なくらい
傾倒することだから
です。
そこに癒しが起こるわけです。
 ―精神科には
 ありがたいことですからね。

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