ある虐待PTSD児の夢

「家の中が出てきて
自分の部屋の
家具が勝手に外に出され
水浸しになっている」
絵を描きながら
説明してくれます。
「ここがお父さんの部屋で
こっちがお母さんの部屋で
本当は壁があるんだけど…」
〈心理的には
しきりがないんじゃない?〉
家族と言えども
礼節というものが
あるわけですが
ストレス発散の言いっぱなしで
対人的距離がないのです。
生活に必要なものまで
捨てられ
 ―象徴的比喩表現
不自由な思いをしている様子が
よく表れています。
日々ストレスでしょう。
絵にしなかったら
気がつかなかったかも
しれないですね。
もちろん
まったく違う表現をとることも
 ―真逆とか
 壁が厚い。
ありますよ。
その人に気づいてもらいやすい
手法をセルフは採るのです。

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