朝日新聞『聖痕』PTSD克服中料理家になる主人公

主人公は
子どもの頃
暴漢から
性器を切除されました。
 ―PTSD予防中
興味関心は
料理だけになり
毎日毎日
食べ物の話ばかりなので
 ―言葉にも非常に拘る。
 普通「でたらめに」と
 書くところ
 「無明闇に」と書く。
 でもわかる人には
 そのほうが実態をよく伝える。 
読み飛ばしていましたが
これこそが
PTSD克服の要に関わる話です。
薬物離脱の人の話を聞くようになって
気づいたのは
みんな食事は
大事だと気づいているということです。
ただどうしたらよいかが
わからないだけです。
副作用だと思っていた症状が
身体の声であり
それをどのように読み
 ―そのまんまでは
 「麻薬欲しい!」になりますから。
どのように応じてゆけば
感応道交できるのか
一緒に考えると
活き活きされてきます。
それが自己治癒力の作動でしょう。
セルフへの傾聴ですね。
主人公のように
自己治療する人も
多いから
小説になるのでしょう。
 ―普遍性のある一事例

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