河合隼雄は
生前
「医学と医療とを分けて考えたらどうか」と
医療関係者に
語ってたそうです。
医学を勉強すると言うと
今では
イコール
西洋近代科学的になり
対象を客観視して
人体を研究します。
しかし
実際の臨床場面になると
人との関係があり
患者さんも
孤立した人体ではなく
たくさんの関係の中に生きていて
近代科学だけでは
どうしても十分にいきません。
個人の
「物語(=narrative)」が
必要なんです。
物語の特徴は
「関係づける」
「王様と王妃がいました。
王様が死にました。
それから3日後に
王妃も死にました」。
これは事実だけが並べてあります。
「王様が亡くなったので
悲しみのあまり王妃も死にました」となれば
物語
PTSD的な問題が
立ち上がります。
精神科は
トラウマの話を
させないそうですね。
PTSDには『Narrative Based Medicine』
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