江戸川乱歩『蟲』はPTSD解離性ストーカー殺人の怪談

厭人病者の主人公は
 ―人嫌いは
 統合失調症のイメージ?
初恋の相手である
人気女優に
自らの想いを
必死に伝えますが
彼女は彼を嘲笑っただけ
だったので
彼はキレ
 
 ―解離
数ヶ月に及ぶ
彼女とその恋人への
ストーキングの果てに
所有欲を押さえきれなくなり
殺害して
自室である
土蔵の二階に
その死体を置きましたが
死体は蟲に侵されて
急速に腐ってゆき
防腐処理を施そうにも
素人に上手くできるものでもなく
次第に精神が常軌を逸してゆくという
お話らしいです。
死体を腐らせる
「正体のあいまいな
極微有機物」
というのが
何となく
『風の谷のナウシカ』と
重なりますね。
ストーカー事件や
バラバラ殺人事件とか
いろんな解離事件の要素も
盛り込まれています。
経験しなくても
リアルに妄想できるところが
凄いですね。
そして
PTSD物語が一番怖いんですよね。

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