最近
「トラウマ」という言葉が
ちらほら出てきていますが
― 最近までは禁句
岩波の
『思想』最新号のテーマも
スピノザというトラウマだそうです。
1632年生まれの
オランダの哲学者ですが
無神論者のレッテルを貼られ
異端視され
批判を浴びたあと
今日のように
認められた人です。
富裕なユダヤ人の
貿易商の家庭に生まれますが
ユダヤ人迫害から逃れなければならず
家業を手伝ったりするために
高等教育は受けなかったようです。
しかし
おそらく
それが
彼の哲学研究にとって
良い結果をもたらしたのでしょう。
哲学は
反骨精神を失っては
できませんからね。
魂を売り
こんなに骨なしになっては
生きる屍です。
『スピノザというトラウマ』PTSD視座流行の兆し
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