「黄桜の河童」子どもを怖がらせて呪術的PTSD予防


この絵を描いた方が
亡くなったそうです。
昔の日本人は
架空の河童をでっちあげ
子どもに川に行くなと言いました。
水難に遭わないようについた
(親もPTSD発症リスクを負う)
方便のウソですが
子どもたちはそれぞれに想像して
かなり怯えたようです。
今の日本人が河童をひょうきんなものだと
イメージするのは
この画家の御蔭かもしれず
画家も自分が感じた恐怖心を癒すために
こんな絵を描いてくれたのかもしれません。
でっちあげられた河童ですが
やはり「鬼」と同じで
(鬼門は丑寅だから
牛の角にトラのふんどし)
陰陽五行説を当てはめてつくられました。
頭の皿が乾くと死ぬのは
「水」の象徴だからです。
(木・火・土・金・水の五気の1つ)
身体はサル・顔はネズミ・背中はカメですが
「水は
申(サル)に生じ
子(ネズミ)をさかんに
辰に死す」と
(辰そのものはあてはまらないが
たつのおとしごやカメは
海を
思いうかべるとすぐ出て来る
兄弟アイテムかも)
『淮南子』にあります。
馬と闘うのが好きで
水に引きずり込むのですが
(子どもを怖がらせるには十分です)
馬は火気なので
「水剋火」から来ています。
『ブリキの太鼓』を連想しますが
(馬の頭でうなぎを採るグロテスクなシーン)
主人公のお母さんを死に追いやったような人も
河童なのかも…。
(水=無意識の妖怪)
 
 
 

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