正式タイトルは
『大長今 宮廷女官 チャングムの誓い』
ですが
廃妃の毒殺という
おそろしい任務を
命じられた
王宮の武官を中心に
物語は始まります。
廃妃って
言葉があったのです。
廃人って言葉があるのだから
理屈的にはわかりますが
なんとも…
普遍的無意識の中に
この概念があるから
PTSD妃は
廃妃に!とかの
暴言があるのでしょう。
―時代錯誤もはなはだしいです。
類人猿の寝言と
受け流してほしいです。
国家的DVですね。
井上ひさしが
奥さん殴りながら
小説書くのを編集者も
黙認してたなんて聞いて
頭にキテたけど
この問題なかなか根が深いです。
誰だってこんな仕事嫌ですから
任務につく人のなかには
ひょうたんのお酒をあおり
仲間にも勧めているうち
気が大きくなって
つい本音を言ってしまったり
する人もいます。
任務を遂行後の武官は
臨終の妃の目や
何も知らず王宮で女官と戯れる
無邪気な幼子である殿下の顔に
責められ、
酒をあおりながら家に帰ろうとしますが
幻覚に誘われて
ふらふらと竹林へ
―罪悪感を忘れようとするような
お酒や薬は危険なんです
そして崖の下に転落します。
ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』と
同じモチーフですし
『崖の上のポニョ』も
入ってます
韓国ドラマは
いつもトラウマからです