カンボジアの
仏教寺院の奥にあるそうです。
ポル・ポト政権時代
たくさんの人々が
突き落とされ
死亡した場所です。
地元の人は
寺には熱心に通いますが
ここには絶対近づきません。
この寺の僧侶は
最初ここを訪れたとき
悲しみに襲われて倒れてしまったので
過去を忘れて
心の傷を覆うしかないと
悟ったと言います。
地元の人たちも
同じ思いなのでしょう。
ごく一部の人たちが
過去を語るのは
辛いばかりで
自分が得るものはなにもないし
聞く家族だって辛いだけだが
若い人たちが
再び過ちを繰り返さないようにと
語り始めています。
クーデターによる傷跡は
できる人からできる範囲で
ゆっくりゆっくり
癒すしかないようです。
そして
日本にだって
こういう場所あって
こういう人々が
たくさんおられて
PTSDの連鎖が起こっていること
苦しんでおられることを
知らねばならないでしょう。