チャングムの養母が
旅に出る養父に対して
でたらめな
言いがかりをつけて
怒ってます。
―いつもかな…
「戦争に行くわけでもないのに!
(荷物が多すぎる)」 ←私のこころの荷物何とかして!
??
持ち物は
ほとんど最低限度の
必需品のみです。
―酒瓶はご愛嬌で…
ちょっとチャングムに逢いに行く
だけなのですが
出征の見送りをするようで
ツライと
訴えているのです。
―そう感じるんだから
しかたないですよね。
昔の旅はいのちがけということは
多少ありますが…
せっかく授かった子どもを
流行り病の熱病で
失ってしまったばかりの罪悪感も
静電気のように
くっついているようです。 ←会話には出てこない。
―罪悪感をもつことはないし
旅に出る寂しさとは
別件なんですがね。
養父はそういう気持ちがわかるから
怒りを受け止めているのでしょう。
(養父もつらさを抑圧しています。
チャングムに会ったくらいで
容易に噴出しますが)
養母もその関係に
甘えているのですね。 ←精神分析的治療の要
東洋人の場合は
前意識かほとんど意識のあたりに
トラウマがあり
【否認】が起こっています。
厳密にいうと
否認とは言えないし
―半ば、あるいはぼんやり
知ってますから…
西洋人とは
解釈や取り扱いが
相当違ってきます。