C.G,ユングと日本のユング心理学

PTSDはつらく
どうして
こんな理不尽な目にあわなければならないのかと
罹患者はみな思います。

これからどうしたらよいのか
途方に暮れます。

今、自分が置かれている不幸の意味について
立ち止まって考えなければ
一歩も進めません。

これは存在論そのものです。

PTSDに巻き込まれた人は
誰でも哲学者になります。

哲学は哲学者の専売特許ではありません。
宗教は信者の専売特許ではありませんし、
頭ごなしに信じるだけのものでもありません。

臨床心理学の歴史は
浅く
哲学や宗教から派生したものです。

だから
C.G,ユングは言いました。
「心理療法の最高の目的は
患者を
ありえない幸福状態に移そうとすることではなく、
彼に
苦しみに耐えられる強さと
哲学的忍耐を可能にさせることである」

なのに
現在の日本のユング派は
哲学や宗教を
【否認】する。

PTSDを発達障碍や適応障碍とみなし
教育しようとする。

なぜだろう?

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