チリ落盤事故は
PTSD研究の歴史に残るだろう。
そしてPTSDに
関心のある人もない人も
感動し
集合的無意識に癒しを与えただろう。
その影で
似たような事故で
家族を失った経験のある人たちは
胸がふさがる想いに耐えている。
仕方がなかったのだが
被害を最小限にとどめるために
水が注がれたのだそうだ。
こころが張り裂けそうになった
ショックが
やっと少しは
おとなしくなってくれた
トラウマが
うずきだす。
しかし
静かに耐えるのみ…
わが国で
PTSDを病むと
なにかと悲痛なのだ。
いつまでもこれを放置していいはずがない。