2009年のアメリカ映画ですが
PTSDの視座バリバリですね。
女性心理学者が
街の患者たちを診ていくうちに
―不眠症や行方不明者続出の街
そこにある共通点をつかみます。
―【一即多 多即一】ですね。
PTSDはシンプルな原理です。
不眠症患者がみな
似たような夢を見ているのを知って
―たしかにパターンがあります。
催眠療法で
その意味を突き止めようと
しましたが
みんな核心にまつわる記憶を
思い出すことができませんし
気づくことができた
一人の患者は
錯乱してしまいます。
トラウマ接近の難しさそのものですね。
しかし結末は
なんとなんと
夫の拳銃自殺を否認し
妄想の世界に生きている自分に
直面させられてます。
―目の前で謎の死を遂げたと
思っていたけれど
カメラやボイスレコーダーにより
【解離】を認めざるをえなくなります。
傷ついたこころの目という
第三の目で
世間を見ると
PTSDが見えるんですね。 ←これ自体は貴重
でもそれだけじゃ
自分さえ治せないって
ことかな?
なかなかよくできた
PTSDテキストですね。