大惨事のあった現場で
再び
運転手が加速してしまったことを
―無意識的な記憶は
生死を超えて
こころを引き寄せます。
共時性の原理です。
公表しなかったことについて
―運転手を必要以上に萎縮させたくない
その思いはわかります。
こころの機微がわかるようになってきたのが
裏目に出たのでしょう。
変化期はいろいろあるものです。
遺族の方々の
いろいろな思いのある場所なのだから
非公表は不適切だったと
謝罪しました。
…
複雑な思いのある
心的場所のことを
【コンプレックス】と言います。
―サプリメントでも
いろいろ入ったのを
そう呼びますね。
ネガティブな感情の詰まった
傷つきの場所は
【トラウマ】と言います。
その人にとって
個人的な【象徴】のある場所で
今でも容易にカサブタがはがれ
血を流す場所です。
トラウマは
陰陽(善悪・好悪の感情)の出てくる
源ですから
情報は
聞いても
聞かなくても
傷つきます。
聞きたいし
聞きたくないのです。
しかし
遺族の方々は
トラウマを癒し
事件を風化させないために
痛みを
(痛みとともに)
享受しようとされているのです。