児童文学評論家で
『ゲド戦記』の翻訳でも知られる
清水真砂子さんが
もうすぐ退官を迎えられるそうです。
最終講義は
もう終わってしまったようですが
「すぐれた子どもの文学は
苦しくても生きてごらん
大丈夫、と背中を押してくれる。
みなさんもそんな一人に」
と語りかけたようです。
秘訣は…
「うんと大人で
うんと子ども
でなければならない」
やっぱり二元論を超えなきゃね
つい
子ども時代は黄金時代などと
思ったりするものですが、
清水さんは
子どもは
不自由で閉じ込められた世界
にいて
大人のように
よろいを着たりして
ごまかすすべも持たず
素肌をヒリヒリさせているのだと
再考を促しました。
現実の厳しさに
ひるみそうになっても
子どもに
「どうせ」と言わせてはいけない、
言えば楽だが、
それは最もモラルに反することである
と強調しました。
『ゲド戦記』翻訳清水真砂子さん最終講義
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