NHKが
(日本国営放送ですね)
毎年違うテーマで
制作・放映している時代劇ドラマシリーズ
ですが…
大きな川の流れに
個人や国の魂の歴史を
映し見るのが
日本人の特徴でしょうね。
川は普遍(変わらない)のようで
実は刻々と内容を変えてますからね。
同じ水はもうはるか昔に
どこかへ行ってるんですからね。
(姿を変えながらまた戻ってきてるかも
しれませんが、全く同じものではないですね)
1963年に第1作が放映開始されました。
第一作とされているのは
『花の生涯』
やはり【華厳経】モチーフ
外せません。
通常のドラマでは
主役級の男優・女優が
共演することが多く
名脇役と呼ばれる俳優も加わるため
普段は見られない顔合わせもよく見られます。
男女という
ごく当たり前の組み合わせですが
その陰陽のバランスで
思いがけない結果が生まれるのを
日本人は好みます。
―某占い師の押し付けるような
古い道徳書は嫌われます。
捉え方はなかなかいいのに
解釈が惜しい…
前半はロケシーンが多く
中盤にクライマックスがあり、
後半は登場人物も徐々に減少し
(役の人物が死ぬため)、
スタジオ撮影のシーンが多くなるのも
特色です。
夢や箱庭、絵画などの創作も
同じです。
だんだん整理
(だからイメージのなかで行う必要があるのです)
されます。
合戦シーンなどではコンピュータグラフィックス
(CG)を用いることも
多くなりましたね。
尊敬するあるお坊さんが
これは道元のいう【空華】だって
感激しておられました。
―私たちはこんな時代に生まれて
幸せですね
また
歴史上ネガティブなイメージを持たれた
人物を主人公に据え
新解釈によってその人物の
人間的側面を掘り下げて
魅力的に描く一方で
現代的感覚を持った人物として
描こうとします。
その際
その人物の暗い側面に関しての描写が
曖昧であったり
歴史学上の定説と離れた演出があると
指摘されたりもしますが
事実を知るというより ←あまりにひどいのは困りますが…
どちらかというと
自分の魂の浄化や見直しの観点で見ているところが
強いので、
こうなっているのではないかと
思います。
ドラマみてお勉強してるんですね
新しい発想って
異端視されますからね。
でも永久の異端児でない人も
いるんですよって
ドラマが励ましてくれてるんですね。
西洋から輸入された心理療法は
この観点を【否認】するので
かぐや姫やポニョの意図を
見失い
DVシェルターで箱庭などするな!なんて
暴言を吐くようになるのです。
大河ドラマにみる日本人の自己実現モデル
コメントを残す