この物語は
ふりかえれば
最初から
理不尽なトラウマティックな出来事の
連続で
チャングムの父親は
崖から転落し
幻の中で
崖下の仙人に出会って
仙人が予言したように
物語は展開…
―夢分析でも
箱庭療法でも
第一回目に治療の全工程が
示されます。
トラウマに真空パックされてますから
宿敵は崖下に転落して
死亡します。
―みんな命がけです。
チャングムの娘は
チャングムに叱られながら ←人生は理不尽です。
「どうして私だけみんなと
同じようにしちゃいけないの?」と
訴えてます。
―制約があると
バネになって
よけい飛び出すのかな?
ポニョも閉じ込められてましたよ。
作者はこの娘に
面白いこと言わせてます。
「魚はどうして目を閉じないの?」
どうやって寝るのか?
痛くないのか?と…
お坊さんは
読経するとき
木魚たたきますね。
魚は眠らないものの【象徴】です。
【如人千尺懸崖上樹】の世界が
動き出すように
(華開世界起)
木魚をたたくのです。
(ま、実はちょっと眠いし…)
チャングムやポニョのような ←華厳経的明るさ
自己実現の原則は
眠らないんですね。
普遍的にどこにでもあるのです。