昨日
『心理臨床学研究』が送られてきた。
学会員2万2千人のマンモス学会である。
少しずつだが
変化してきているように感じた。
8つの論文のうち
2つはタイトルにPTSD(1つは解離性障害)と
書かれている。
死別に対する悲嘆夢に関する研究もあるし
他も「悲しみを生き抜く」ことを支えたり
苦悩を理解しようという方向性で書いている。
前回は
「境界例的心性」
「重篤なスキゾイドメカニズムを呈する
統合失調症」
「自閉症」という言葉が躍っていたが…。
書評依頼もがくんと減り
(出版状況のきびしさもあるかも知れないが)
昔から信頼されている
統合失調症研究の有名な方が
1つやはり
統合失調症について
書いているだけで
(これはPTSDとの峻別に必要な本だと
思う)
発達障害の本はなかった。
私の研究を妨害する
老獪なユング派研究者が
巻頭言で最近考えていることを
書いている。
臨床心理学は
まだまだだ
全然進化していないと認め
PTSDとは書いていないが
また
情報革命のせいにしているが
統合失調症や発達障害にみえて
一見適応性がよいのに
重大な適応異常を起こしている事例が
増えていると書いている。
そしてイメージ研究を大事にしたいと
締めくくっている。
―この期に及んで
かぐや姫をわがまま扱いするとかでは
ないでしょうね!
PTSD研究といっても
暴露法だったりはするけど
大きな変化の流れがあることは
間違いないと思う。
神棚に飾っておこう
心理臨床学会もPTSD研究の準備を始めたかも?!
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